結婚一周年を祝うウェディングフォトを、小石川後楽園の新緑の中で
- Tsutomu
- 5月4日
- 読了時間: 4分
こんにちは。東京を拠点に全国でウェディングやエンゲージメント撮影をしている、bozphoto & styles です。
今回ご紹介するのは、ノルウェーから日本を訪れたご夫婦の、結婚1周年の記念撮影。
おふたりのご希望は、「東京らしさと自然の美しさを同時に感じられる場所でのフォトセッション」でした。
そこで私たちがご提案したのが、東京都文京区にある小石川後楽園。
池泉回遊式の日本庭園でありながら、中国風の景観も取り入れた、歴史的にも非常に価値の高い場所です。
四季折々の表情を見せてくれるこの庭園。
特に新緑の時期は、みずみずしい緑があたりを包みこみ、自然の中にいるだけで心が落ち着くような、静けさがあります。
都心にありながら、喧騒とは無縁の世界。
木漏れ日が差し込む園路、小川のせせらぎ、そして石橋のある池のまわりなど、撮影にぴったりのスポットが点在しています。
当日は、穏やかな春の陽射しの中、おふたりが見つめ合う優しい時間を、カメラにおさめていきました。一年間の思い出を振り返りながら、未来に向かってまた歩き出す。そんな節目を記録できた、素敵な撮影となりました。
小石川後楽園のフォトスポットの一つ、通天橋
緑に映える鮮やかな赤色の橋。通天橋は実際に渡ることが出来ます。
小石川後楽園とは？
小石川後楽園（こいしかわこうらくえん）は、東京都文京区にある国指定の特別史跡・特別名勝の庭園で、江戸時代初期、1629年ごろに水戸徳川家の江戸上屋敷の庭園として造られました。
初代藩主・徳川頼房が造営をはじめ、二代藩主の**徳川光圀（水戸黄門）**が完成させたと伝えられています。
“後楽園”という名称は、中国の政治思想家・范仲淹（はんちゅうえん）の言葉「天下の憂いに先んじて憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」から取られたもので、光圀の思想を象徴しています。
園内の特徴：
池を中心に歩いて楽しめる池泉回遊式庭園
日本の自然風景を再現した山・川・田園風景のミニチュア空間
中国風の意匠（円月橋、西湖堤など）も取り入れた独特のデザイン
四季折々で異なる表情を見せる自然美（春の桜、初夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色）
特に新緑の季節は、庭園全体がやわらかな緑に包まれ、写真撮影にも最適な時期。池の水面に映る木々の影や、石橋とともに静かに佇む姿は、まるで絵巻物の一場面のようです。
広さと立地：
敷地面積は約7万平方メートル（東京ドーム約1.5個分）
都心のど真ん中、文京区の小石川エリアにありながら、まるで別世界のような静けさ
東京都内には10個くらいの日本庭園がありますが、
大泉水・大堰川
こちらは、琵琶湖を表現した大泉水(池)。京都嵐山の大堰川をイメージした水路もあります。
小石川後楽園での撮影許可について
撮影の際、事前の申請と許可取得が必要となります。
対象はウェディングドレスや和装、成人式、卒業式、七五三など、特別な衣装を着ての撮影の際です。
撮影許可を頂くと、1時間につき 800円の申請料を支払う必用があります。
別途に、和室を使用する際には 3,900円、
入場料が一人につき 300円、
そして撮影中の駐車料金が別途にかかります。
敷地内は中々アップダウンの激しい作りとなっています。 和装の撮影の場合、けっこう上り下りが大変かも。その分、登った先から見える景色は美しいです。
庭園での前撮りの人気度と、撮影禁止日について
週末でも空いていれば撮影許可を頂ける数少ない庭園ではありますが、その代わりいくつか、以下のような時期は婚礼等の撮影許可が下りません。
★ 梅の時期（2月いっぱい）
★ 桜の時期（4月中旬まで）
★ ゴールデンウィーク中
★ 紅葉の時期
2025年度の撮影規制日のリストをご覧頂くと分かりますが、桜や紅葉が綺麗な時期はほぼほぼNGなので、撮影出来るのはほぼ、緑が綺麗な時期に限られてきます。
また、中々の人気スポットなので、希望日の1ヶ月前には申し込みをした方が良いです。
では、ここからは小石川後楽園でこの日撮影させていただいた残りの写真をドーンとご紹介いたします。
写真をクリックすると、大きくご覧いただけます。
【bozphoto & stylesについて】
bozphoto & stylesは、日常のかけがえのない瞬間から、特別なウェディングの日まで。自然な感情やストーリーを大切に、写真に写しとることを目指しているフォトグラファーチームです。
おふたりらしさがふっとにじみ出るような、そんなリラックスした時間を一緒に作りながら、心に残る一日を丁寧に撮影していきます。井の頭公園での和装撮影も、四季や光を感じながら、世界にひとつだけの物語を形にします。
写真に残したい想いがある方、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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