七五三を大宮氷川神社で|撮影スポット・ご祈願の流れと事前準備のポイント
- Tsutomu
- 6月9日
- 読了時間: 14分
更新日:4 日前
こんにちは。
東京・吉祥寺を拠点に全国各地へ家族写真や、ウェディングフォトの出張撮影を手がけている、bozphoto & styles です。
今年で写真事務所を初めて18年目となる私達。
これまで多くの神社さんでの七五三撮影を手がけてきました。
その中から、今回は埼玉県でも人気の七五三詣りのスポット、大宮氷川神社さんについてご紹介させていただきます。
・今年お子さんが七五三詣りを予定しているけど、写真はどうしようか?
・プロのカメラマンに写真撮影を依頼するのってどんな感じ?
・大宮氷川神社は前から知っているけど、七五三となると分からない事が沢山
そんなお悩みのある方は是非、ここからの記事をお読みください!
■大宮氷川神社
【住所】東京都渋谷区神宮前1丁目5−3
【電話番号】048-641-0137
【アクセス】
・JR大宮駅東口から徒歩約15分
・東武アーバンパークライン(東武野田線)北大宮駅から約10分
【駐車場】駐車場あり(四カ所)
【ご祈願受付時間】
9時〜16時半
【ご祈願の受付】当日申し込み、随時受けつけ
【ご祈願中の撮影】不可
詳しくは公式ホームページもご覧下さい
大宮氷川神社の歴史と由来|七五三撮影にも人気の神社

正式名称を「武蔵一宮 氷川神社」といい、創建はなんと約2400年前。神話の時代にまでさかのぼる長い歴史を持つ、関東屈指の古社です。天皇家の祖とされる神武天皇が紀元前660年に即位したと伝えられていますが、氷川神社も同じ時代に誕生したと言われており、まさに神代から続く神社といえるでしょう。
現在、東京都・埼玉県を中心に約280社ある「氷川神社」の総本社が、この大宮氷川神社。言い換えれば、全国の氷川神社の始まりの場所ともいえます。
「大宮」という地名は氷川神社がルーツ
大宮氷川神社は埼玉県さいたま市大宮区(旧・大宮市)に鎮座していますが、「大宮」という地名は、かつてこの神社が「大いなる宮居」と呼ばれていたことに由来しています。
現在の大宮駅周辺は埼玉県内でも特に賑わいを見せる都市のひとつですが、もともとは神社の門前町として静かに栄えた地域でした。神社周辺には今も広大な鎮守の森が広がり、緑豊かな環境の中で七五三やお宮参りなど家族の節目の撮影ができるのも、この場所の大きな魅力です。
大宮は近代発展の象徴|氷川神社と地域の関わり
明治時代に入ると、大宮はまず「製糸の町」として発展。さらに、鉄道の分岐点となったことで、北関東や東北方面への交通の要衝としても栄えていきました。
埼玉県内で「川越=江戸の歴史」と例えられるなら、「大宮=近代発展の象徴」と言える存在かもしれません。そんな大宮の歴史とともに歩んできた氷川神社は、今でも地域の人々の信仰を集め、七五三や初詣、お宮参りの場として多くのご家族に選ばれ続けています。
大宮氷川神社での七五三詣り、どこから始める?

とっても広い敷地がある大宮氷川神社さん。
車で来るか、電車で来るか、タクシーで来るか、などによって、ご家族の皆さんとお会いする場所は変わってきます。
駐車場だけで4カ所あります。
大宮駅や「JR埼玉新都心駅」から徒歩で来られる場合は、氷川参道から撮影スタートしています。
氷川参道について

南北に約2キロに渡って続く、日本で最も長いとされる参道。 ケヤキ並木がメインですが、時々モミジの木々があって、秋には紅葉も楽しめます。
参拝ルートは深い緑のトンネルをくぐっていくような感じで、そこから漏れてくる木漏れ日も素敵です。
参道を全て歩ききると30分くらいかかっちゃうので、流石に七五三でそれは大変。
ということで、参道での写真もご希望の場合は、「二の鳥居」辺りで集合して、そこから歩くようにしています。
そこからですと、境内までは約6-8分くらいでたどり着けます。
大宮氷川神社の駐車場について

広大な敷地がある神社の境内。
駐車場は第一・第二・第三・西駐車場と四カ所が用意されています。
神社のオススメ、そして私達もオススメなのが西駐車場。
台数も多くて、参拝する拝殿にも近いので便利です。
その名の通り、神社の西側、裏手のほう、大宮公園の手前辺りが入り口です。初めての方だと、ちょっと迷っちゃうかもです。
神社の東側にある第二駐車場も拝殿からは近いですが、駐車可能台数が少ないので、週末に訪れると満車になっている可能性が高いです。
第三駐車場は空いていない事も多いようなので、スルーします。
車で来られて、氷川参道での写真も少し撮りたいなって方は、第一駐車場に駐車して頂いて、そこから撮影スタートの流れをオススメしています。 参道からは近いのですが、逆に七五三詣りをする拝殿からは10分くらい歩く必用があるので、それだけがちょっとネックです。
大宮氷川神社での撮影コースについて

とにかく広い大宮氷川神社さん。
もちろん、境内には沢山の撮影スポットもあります。
全ての場所を回って写真を残したくなりますが、三歳のお子さんなど、着物や草履に慣れていない場合、ご祈願前に疲れてしまうのは大変。
そこで、事前のLINEでのご相談の際、三つのコースをご提案しています。
(1)ロングコース
歩くのは苦じゃない。 少し慌ただしくなるけど、氷川参道からスタートして全部撮りたい
(2)ショートコース
負担は減らして本殿エリア周辺だけで写真を残せればOK
(3)出来れば・コース
とりあえず本殿の主要なエリアで写真を撮って、元気が残っていれば氷川参道とかも行く
大宮氷川神社での撮影スポットについて

さて、ここからは神社に沢山ある撮影スポットを順番にご紹介していきます。
桜門の前と、内側エリアでの撮影について
大宮氷川神社といえば、どーんと存在感のある朱色の桜門。 ご家族での集合写真と言えばこの場所ですね。
人気スポットな分、この周辺は記念写真を撮る人や、お参りをする列などもあって、かなり混み合っています。
10月〜11月の週末、混雑がピークになる時期は、桜門の内側のエリアでの撮影は15分以内と制限されています。 ですので、このエリアでの撮影はなるべく早めに済ませて、門の外だったり、他の場所に移動したりと、撮影の流れを工夫するようにしています。
舞殿の左側に続く回廊
個人的に好きなのは、桜門から繋がっている回廊。朱色で鮮やかさがあり、親子での記念写真も映えます。
奥行きがあるのも良いですね。
少しだけベンチなども用意されているので、お子さんが疲れた場合はここで少し休憩するのもありです。また、軒下となっているので雨の日でも安心して撮影出来るのも good です♪


和傘での写真もココで撮る事が多いです。 赤い傘と回廊、マッチしていて絵になりますね。
ただ、他のご家族にとっても人気な撮影スポットなので、週末は中々順番待ちになる事も...

桜門の内側が混み合っている時は、外側での撮影もあり。
こちらは回廊の外側。 桜門のすぐ横、手水の辺りから回廊の壁を背景に写真を撮るのも良いです。
神池にかかる橋

大宮氷川神社の神池(しんいけ)にかかる橋は、「神橋(しんきょう)」と呼ばれる、とても印象的な朱色の橋です。七五三や婚礼、初詣などでも人気の撮影スポットになっています。
「俗世」と「神域」の境を渡る意味合いがあり、神様の領域に入る“結界”としての役割があるそう。
中々混み合っていますが、チャンスを見計らって、子供達で歩いているシーンを何枚かパチリ。


橋の上は沢山の人が往来していて、ご家族並んでの記念写真はちょっと難しい部分があります。
そこで、ココで写真を残す場合はなるべく私はナチュラル主義。
池を眺めると鯉が沢山泳いでいるのが見えたりして、子供達にとってはちょっと楽しい場所。ちょっとした可愛らしい写真に仕上がりました。
三の鳥居からの広場

神社境内の入り口として建てられている朱色の立派な「三の鳥居」
ここからが神社の正式な境内。 この参道で参道を背景に集合写真や、お子さんのソロショットを撮ったりしています。
竹の小道の静かな癒やし空間

西駐車場からそのまま本殿エリアにはいらず、脇道のほうにそれるとたどり着くのが「竹の小道」と呼ばれている竹林。
竹が生い茂る静かな細道が続き、「京都の嵯峨野」を彷彿とさせる美しい風情が楽しめます。散策するだけでも十分癒される空間です 。
11月の10時頃にこの場所にたどり着くと、ちょうど良い感じに小道の先から太陽が差し込んで来るので、すっごくドラマチック。

「竹の小道」を通ると、一旦ウッドデッキの広い空間が現れます。
ここから大宮氷川神社の池や、その遠くにある神橋を見渡せて、個人的にもお気に入りの撮影スポットの一つ。
一般の参拝者さんにはあまり知られていないゾーンなので、本殿前のエリアが混み合っている時はここでご家族での記念写真を撮ったり、お子さんの和傘ショットを残したりして、ご祈願前のゆったりした時間を過ごしていただいてます。
宗像神社

竹林やウッドデッキの広場を通り過ぎて、池をぐるりと回っていくとたどり着くのが、宗像神社(むなかたじんじゃ)と呼ばれている小さな神社さん。
神池の中心に浮かぶ形で配置されていて、朱色を神橋を渡って参拝するのが写真映えするといわれている場所です。
大宮氷川神社の橋と言えば参道から続くメインの神橋ですが、上記したように混み合っています。
一方で、宗像神社さんの橋は人もまばらで、さらに少し離れた所から写真を撮ると、春は新緑、秋は紅葉と共に季節感を感じさせてくれる写真を残せます。

上の写真のように、背の高い7歳児でしたら、お子さんソロショットを撮ってみたり、三歳や五歳の小さなお子さんだったら、パパやご両親に抱っこされている姿を紅葉と共に、和気あいあいとした雰囲気で撮ってみたり。
ゆったりした空間ですよね。

宗像神社へ続く橋の上、向こう側に見えた大好きなふたりの姿に、思わず駆け出した3歳の女の子。この日一番嬉しそうな写真が撮れた場所でした。

宗像神社の入り口付近には石て作られたベンチ? がいくつか配置されています。ここまでの道でちょっと疲れた時は、この場所でちょっと一休み。秋の撮影ですと、周辺の紅葉も素敵に演出してくれます。
稲荷神社(氷川稲荷神社)について
宗像神社の向かい側にあるのが稲荷神社さん
大宮氷川神社の境内にひっそりと佇む稲荷神社は、朱色の鳥居が連なる参道が印象的な、隠れた撮影スポットです。連なる鳥居がつくり出す「トンネル」のような空間は、参拝するだけでなく、写真を撮る場としても非常に人気があります。
とくに七五三や和装での撮影では、朱色の背景が着物の柄や色合いを美しく引き立て、人物を際立たせてくれます。早朝や夕方にはやわらかな自然光が差し込み、鳥居の影とあいまってドラマチックな写真に仕上がります。本殿周辺に比べて人通りが少なく、静かな雰囲気の中で落ち着いて撮影ができるのも大きな魅力。
参拝者の流れには配慮しながら、短時間で印象的な1枚を残すにはぴったりのロケーションです。

赤い鳥居の間から、ひょっこり顔をのぞかせた3人。
ちょっとかくれんぼみたいな雰囲気に、みんな自然と笑顔に。
一緒に並んで、同じ目線で、ただ「楽しいね」って気持ちがぎゅっと詰まった瞬間でした。
七五三のきちんとした場面の中でも、こんな何気ないシーンこそ、家族の素の表情が出ていて、あとで見返したときに一番ほっこりするのかもしれません。
七五三詣りのプランナーみたいにご案内

一年に何度も七五三やお宮参り撮影でも訪れる機会がある、大宮氷川神社さん。
沢山の経験から、境内のルートやスポットまで、まるで自分の庭のように詳しく心得ています。
・本殿周辺のエリアでやっぱり写真が欲しい
・少し離れていても良いから、静かな場所で写真を撮りたい
などご家族のそれぞれのリクエストや、訪問するのが週末か、平日かによって、七五三当日までに細かくお打ち合わせをさせていただいている私達。
集合場所やルートも含めて、お子さんにも、ご親戚にとってもあまり負担の掛からない流れをご提案させていただきます。 ちょっとした七五三詣りのプランナーとしてご案内させていただきますね。
当日あると良い物 - 履き慣れた靴

七五三詣りで意外と必須なのが履き慣れた靴やスニーカー。
大宮氷川神社さんのように境内が広々としていると、履き慣れていない草履ですとすぐに疲れてしまいます。 砂利や石畳の道も多いので、歩きにくいですからね。
どのタイミングで草履に履き替えるかは、ご家族と当日ご相談。
ベストなのは本殿前の桜門にたどり着いた時。
その他の場所でも草履の写真は欲しい所ですが、何度も草履と靴を履き替えていると、お子さんもイヤになる事があ
1ヶ月前くらいから草履に慣れてもらうのもあり。
七五三の準備でよくあるお悩みのひとつが、「草履を嫌がって履いてくれない」ということ。
見た目はかわいいけれど、普段履き慣れない草履は、最初はどうしても歩きづらかったり、鼻緒が痛かったりするものです。
できれば七五三の数ヶ月前から、ご自宅用に草履を一足用意して、普段の遊びやお出かけのときに少しずつ履く練習をしておくのがおすすめです。
最初は5分、次は10分と少しずつ時間を伸ばしていくと、草履にも慣れてくれて、当日も「これもう履いたことある!」と安心して歩けるようになります。
せっかくのお詣りの日、足元が気になって泣いちゃったり抱っこになってしまうのはもったいないので、早めの“草履トレーニング”、ぜひ試してみてくださいね。
七五三撮影でのお願い


最後に、大切なご案内をさせていただきます。
bozphoto & styles では、神社やお寺での七五三撮影につきましては、当日ご祈願を予定されているご家族に限り、ご依頼をお受けしております。
大宮氷川神社さんをはじめ、明治神宮、赤坂日枝神社、靖国神社など、絵になるロケーションが豊富な神社から「撮影だけお願いしたい」というご相談をいただくことがありますが、私たちはあくまで神様への感謝とお祝いの気持ちを大切にした撮影を行いたいと考えています。
神社やお寺は本来、写真を撮るための場所ではなく、心を整え、感謝を捧げる神聖な場です。近年では、ご祈願をせずに撮影のみを行うケースが増えたことにより、プロのカメラマン同行での撮影を制限する神社も増えてきています。
私たちは、七五三という節目の一日を、家族みんなで神様にお祝いしていただく時間として、きちんとご祈願をしていただくことを大切にしています。
また、大宮氷川神社のように地域に根ざした神社では、七五三の時期になると、一般の参拝者の方もたくさん訪れます。ご希望の撮影スポットが混雑していたり、背景に他の方が多く写り込んでしまうこともあるかもしれません。そんな時は、少しお待ちいただくか、比較的静かな場所へ移動して撮影するなど、できる限りのご提案をさせていただきます。
神様への感謝と、まわりの方への思いやりを忘れずに。
ご家族の特別な一日が、記念だけでなく“気持ち”としても残るような、あたたかな撮影を大切にしています。
どうぞご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
大宮氷川神社での七五三ご祈願の Q & A

Q: ご祈願っていつ受けつけているの?
A: 事前予約はなく、午前9時から16時まで随時受けつけしています。 基本的には30分おきに執り行われていますが、10月、11月の土日祝日など混み合っている時期は、20分ごとと頻度を増やしています。 混雑がピークの時は、ご祈願の申し込みだけで10分以上待つ必要があるので、少し余裕をもった一日のスケジュール作りをオススメしています。
Q: ご祈願ってどのくらいかかる?
A: 20分ほどで完了します。
Q: 兄弟姉妹で一緒に祈願はできますか?
A: 同時に受けることができます。申込時に伝えておけばOK。
Q: ご祈願中って写真は撮れる? また、撮影はご祈願までとなりますか?
A: 残念ながらご祈願中の撮影は不可となっています。 控え室にもカメラマンは入ることは出来ません。 ご祈願中、カメラマンは外で待機していて、終わり次第、もう少しだけ写真をお撮りする流れにしています。
Q: カメラマンと会うのはどのタイミング?
A: 車で来られる場合は駐車場で、電車やタクシーの場合は三の鳥居の辺りでの集合にしています。 どの駐車場でお会いするかは、事前のカウンセリングで写真を撮りたいスポットをお尋ねして、それに従って場所をご提案しています。 ご希望でしたら、先にご祈願を済ませたタイミングでお会いする流れでも問題ありません。
Q: 雨天の場合はどうなりますか?
A: 回廊や木の下など、雨でも対応可能な撮影場所をご案内しています。

bozphoto & styles の七五三撮影
お子さんの成長を祝う七五三。ちょっと緊張気味なお子さん、温かく見守るご両親。遠くから駆けつけてくれたご祖父母達。その日の沢山の瞬間を自然な形で写真に残す事。それが私達の七五三撮影です。10年後、20年後その写真はきっと大切な宝物になると思います♪
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七五三撮影についての詳細は、ホームページも是非チェックをお願いします!

bozphoto & styles はカメラマンの Tsutomu と、ヘアメイク/着付け師/etc を手がける妻のmakky、そしてシュナウザーの三人で運営している小さな写真事務所です。 吉祥寺を拠点に全国各地へ家族写真や結婚式の出張撮影を手がけています。
写真の基礎はアメリカ時代に培ってきた報道写真から。ドキュメンタリーな写真を得意としています。
詳しくはプロフィールページもチェックしてくださいね。
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