上のお子さんも一緒にお宮参りへ
- Tsutomu
- 6月19日
- 読了時間: 7分

こんにちは。
東京・吉祥寺を拠点に全国各地へ家族写真や、ウェディングフォトの出張撮影を手がけている、bozphoto & styles のフォトグラファー Tsutomu です。
今回は少し前、東京都荒川区にある素戔嗚神社(すさのおじんじゃ)へお宮参り撮影をさせて頂いた時のエピソードをご紹介します。
主役は生後1ヶ月の赤ちゃん。
でも、ご家族の希望は「家族みんなでお祝いを」ということで、3歳のお兄ちゃんも一緒に参加してくれました。
まだまだ「ボクもママに甘えたい」年頃の3歳。ちょっぴり赤ちゃん返り気味な時期でもあります。
事前にママからは
「今日は赤ちゃんのお祝いだけど、お兄ちゃんの写真もたくさん撮ってあげたいんです」
とお話をいただいていたので、撮影当日はまずはお兄ちゃんの気持ちに寄り添いながら進行。
カメラを向けると、どんどん前に出てきてくれて(笑)とても可愛い「撮って!」アピールがたくさん。
気がつくとお兄ちゃんの写真がいっぱい、という状況になりそうだったのででした。
上のお子さんがいる時のお宮参り撮影、こんな工夫をしました

お宮参り撮影に上のお子さんが一緒に参加する場合、よくあるのが次のようなケースです。
・ 赤ちゃんよりも上の子の写真が多くなる
・ 上のお子さんが退屈してぐずる
・ 撮影時間が思ったより長引いて疲れてしまう
そこで今回は、次のような工夫を取り入れました。
赤ちゃんタイムとお兄ちゃんタイムを分ける
まずは赤ちゃんのソロ写真や家族写真をしっかり撮影。その後に「お兄ちゃんタイム」をつくって、たっぷり撮影してあげました。
お手伝い係にしてもらう
ママと一緒に赤ちゃんのお世話をする役をお願いすると、自然と赤ちゃんとの距離が縮まり、優しい表情も引き出せます。
おやつ休憩を取り入れる
集中力が切れてきた時はおやつタイムを挟んで気分転換。テンションが上がりすぎた時は、あえて少し休憩時間を設けました。
自然な兄弟写真を大切に
無理にポーズを取らせず、遊んだりふれ合ったりする中で生まれる自然な表情や仕草を大切に撮影しました。
この日撮影した写真と一緒に、具体的にご紹介させていただきますね。

こちらは「お兄ちゃんタイム」の時に撮らせて頂いた写真の一枚。
ママも産着を付けてずっと立っていると疲れてくるでしょうから、境内にあるベンチでパパと三人でちょっと休憩タイム。
その間、お兄ちゃんとは少し遊びながら、彼の可愛らしい姿をバシバシ撮らせて頂きました。
ママと二人での写真タイム

お兄ちゃんの写真タイムを終えたら、パパを呼んで二人でちょっと待って貰うことに。
その間に休憩しているママの元へ。
ここからは少し、ママと弟君での親子写真の時間にしてみました。
お兄ちゃんは赤ちゃん返りしているけど、それはそれで可愛らしくて...
そんな子育てでのエピソードをお話しながら撮ってました。
「お兄ちゃんに協力してもらう」タイム

さて、再びお兄ちゃんに登場してもらいます。
お兄ちゃんには、
「弟が産まれて嬉しいよね? ちょっと、嬉しいを見せて欲しいんだ」
といった感じでお話して、お兄ちゃんに引き立て役として協力してもらいました。
引き立て役といいつつ、やっぱり前に出てきたいお兄ちゃん。
でも、それはそれで、可愛らしい。
「僕を見て!」って感じになっている姿も、それは思いで。
バッチリと写真ののこしました♪
上の子を連れて行くか迷った時の考え方

最近はママ向けの情報サイトなどで
「下の子のお宮参りは、上の子が保育園に行っている間に撮影した方がスムーズ」
というアドバイスを見かけることがあります。
確かに撮影が落ち着いて進めやすいというメリットはあります。
ですが、私自身はなるべく上のお子さんも一緒に参加されることをおすすめしています。
家族写真は、その時その瞬間の家族全員の姿を残すもの。
後になって写真を見返した時、もし上の子が写っていなかったら、少し寂しい気持ちになるかもしれません。
たとえ途中で疲れてしまったり、自由に動き回ってしまっても、それも家族の自然な記録のひとつです。
後からきっと大切な思い出になると思います。

素戔嗚神社について
素戔嗚神社は、東京都荒川区南千住に鎮座する古社で、地域の氏神さまとして長く親しまれています。
その創建は平安時代と伝わり、千年以上の歴史を持つ由緒ある神社です。
御祭神は素戔嗚尊(スサノオノミコト)。
日本神話の中でも勇猛な神さまとして知られ、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治した神話は特に有名です。
また、疫病除けや厄除け、家内安全のご利益がある神さまとして、古くから崇敬されています。
境内は大きすぎず、整った美しい空間が広がっており、お宮参りや七五三など家族の節目の撮影にもぴったりの環境です。
春は新緑、秋は紅葉と、季節の彩りも楽しめる神社です。
また、大きな神社に比べると比較的参拝客が少なめなので、ゆったりと撮影ができる点も嬉しいポイントです。

境内の特徴・見どころ
御神水:手水舎の水は御神水とされ、飲用も可能です。
瑞光石:拝殿右手にある「瑞光石」は、二柱の神が降臨した場所と伝わります。
子育ての銀杏:ご神木の大銀杏は「子育ての銀杏」と呼ばれ、子どもの成長を願う絵馬が多く掛けられています。
天王祭り:疫病退散や除災招福を願う「天王祭り」が有名で、神輿を豪快に振る「神輿振り」が見どころです。

素戔嗚神社の駐車場・アクセス情報
駐車場は公式には「無し」となっていますが、境内の空いているスペースに3台くらいであれば停めることが出来ます。 七五三シーズンの際は、最寄りのコインパーキングに駐車する事になりそうです。

七五三やお宮参りのご祈願について
ご祈願は事前の予約制となっています。
公式ホームページによると、基本的には1ヶ月前からの受付開始となっています。
神社が開いているのは基本、9時から18時となっていますが、ご祈願の対応している時間帯の記載はありません。詳しくはお電話にてお問い合わせしてみてください。
一旦ご祈願を申し込みされると、時間になるまで社務所の控え室での待機となります。
ご祈願での説明などを詳しく神主さんからされるのと、多くの神社さんよりもご祈願の時間が長めです(20分以上)。ですので、後から何かご予定がある場合は、スケジュールに注意してください。
境内での撮影について
ご祈願をお申し込みされるご家族に限り、特別に記念写真をさせて頂けます。
ただし、カメラマンは本殿に入ることは出来ませんので、ご祈願中は外で皆様をお待ちする流れとなります。
初宮参りの記念の色紙

そうそう、素戔嗚神社で初宮詣(お宮参り)をされると、記念の参拝記念として祈願色紙を授与しています。
ご自宅に戻った際、朱肉などを使って御祝のお子様の右手の手形を押し、お部屋に飾ったり出来ます。
この日はご家族と一緒にご自宅に同行して、赤ちゃんの手形を付けているシーンも撮影させて頂きました。
ご自宅でのお子さんの産着写真を
あと、産着での写真もバッチリと撮らせて頂きました。
神社では赤ちゃんは常にどなたかに抱っこされていて、一人での写真を残すことが出来ないので、ご自宅での撮影は、実は貴重な写真になります。

bozphoto & styles のお宮参り撮影
特徴は...
1. 自然体な瞬間を捉える
あくまで自然な姿を写真に残すことを大切に、赤ちゃんや家族の笑顔、仕草、雰囲気など、ありのままの姿を写真に収めます、
2.光を活かした美しい写真
光を巧みに利用した撮影を得意。自然光を活かした、優しく温かい雰囲気の写真です。
3.ロケーション撮影
神社だけでなく、公園や自宅など、希望の場所で撮影。
背景や季節感を活かした、思い出深い写真として残ります。
4. 家族の絆を大切に
赤ちゃんだけでなく、家族みんなの自然な笑顔を引き出すことを大切にしています。
家族の温かい雰囲気が伝わる写真に仕上げるよう、心がけています。
詳しくはお宮参り撮影についてのページをチェック。
また、お問い合わせはお気軽に、LINEのほうからお願いします♪
【bozphoto & stylesについて】
bozphoto & stylesは、日常のかけがえのない瞬間から、特別なウェディングの日まで。自然な感情やストーリーを大切に、写真に写しとることを目指しているフォトグラファーチームです。
おふたりらしさがふっとにじみ出るような、そんなリラックスした時間を一緒に作りながら、心に残る一日を丁寧に撮影していきます。井の頭公園での和装撮影も、四季や光を感じながら、世界にひとつだけの物語を形にします。
写真に残したい想いがある方、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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