南千住・石浜神社で挙げるアットホームな神社結婚式の一日
- Tsutomu
- 8月7日
- 読了時間: 4分
更新日:9月13日

静かな境内に、ほんのひとときだけ差し込んだ晴れ間。
先日、私たちbozphoto & stylesは、東京都荒川区・南千住にある石浜神社での結婚式を撮影させていただきました。
ご親族だけが集まった、あたたかな神社婚。少人数だからこそ感じられる空気や、時間の流れのやさしさが印象的な一日でした。
氏神様でつながる、家族の歴史と結婚式
今回の舞台となった石浜神社は、新郎さまのご家族が代々お参りを続けてきた場所。
境内の狛犬は新郎さまのお祖父様が奉納されたもので、台座にはご家族のお名前がしっかりと刻まれていました。
家族の思い出が詰まった氏神様で結婚式を挙げるというのは、とても素敵な選択だと思います。
小さな結婚式でも、特別な一日はつくれる
当日は朝から曇り空。神社に到着した頃には、まだ少し青空が見えていましたが、着付けが始まる頃にはどんどん雲行きが怪しくなり、ついには本降りの雨に。
それでも、私たちが用意していた防水加工の和傘が大活躍。雨の中でもおふたりの自然な笑顔と寄り添う姿をしっかりと残すことができました。
むしろ、傘をシェアして寄り添うおふたりの距離感が、より愛情深く感じられるシーンに。
柔軟な対応で、心に残る瞬間を

挙式の15分前、親族紹介の最中に、ふと雨が止みました。
そのとき、神主さんがこう声をかけてくださいました。
「また30分もすれば雨が降り出しそうです。本来は挙式後に撮る予定だった親族集合写真を、今のうちに本殿前で撮っておいてはどうですか?」
おかげで無事に本殿を背景にした写真を残すことができ、挙式の3分後にはまた土砂降りに。
まるで奇跡のようなタイミングでした。
小さな神社ならではの、こうした柔軟な対応と親身な心遣いに、あらためて感動させられました。
「自分たちらしい結婚式」は、もっと自由でいい

大勢のゲストを呼ぶ華やかな結婚式も素敵だけど、家族だけで静かに過ごす一日も、かけがえのないもの。
特に、地域の神社での挙式は、自由度が高く、心のこもった一日をつくりやすい選択肢です。
「大きな会場じゃなくてもいい」
「地元の神社で落ち着いた式をしたい」
そんなふたりにとって、小さな神社婚は理想のスタイルかもしれません。
家族だけの披露宴は、浅草・今半別館で
挙式後のお祝いの場は、浅草にある老舗料亭「今半別館」。
格式を保ちつつ、どこか懐かしく落ち着いた雰囲気の店内で、丁寧に仕立てられた会席料理がふるまわれました。
肩ひじ張らずにリラックスして過ごせる空間で、大切なご家族と美味しい料理を囲みながら、思い出話に花を咲かせる。
そんな温かい披露宴のひとときもまた、おふたりらしい結婚式の大切な一部です。
さて、ここからはこの日撮影させて頂いた一日の写真をゆっくりとご覧下さい
会場情報
石浜神社(いしはまじんじゃ)
住所: 東京都荒川区南千住3丁目28-58
アクセス: JR・東京メトロ・つくばエクスプレス「南千住駅」より徒歩約10分
奈良時代に創建されたと伝えられる、歴史ある神社。
隅田川沿いの静かな場所にあり、地元の人々に親しまれる氏神様として大切にされています。
今半別館(いまはん べっかん)
住所: 東京都台東区西浅草3丁目1-12
アクセス: つくばエクスプレス「浅草駅」より徒歩約5分
明治創業の老舗・人形町今半の別館。
和の風情漂う個室で、四季折々の食材を使った本格会席を楽しめます。
和婚後の披露宴にぴったりな、落ち着いた雰囲気の料亭です。
最後に
結婚式は、ふたりの気持ちが一番大切。
大きな会場や有名な神社にこだわらなくても、自分たちにとって「意味のある場所」で、大切な人たちと過ごす一日は、何よりも特別な思い出になります。
地元の神社での挙式や、家族だけの少人数ウェディングを考えている方へ。
今回のような一日が、そのヒントになれば嬉しいです。

ドキュメンタリースタイルの結婚式撮影
bozphoto & styles は16年以上のウェディングフォト撮影の経験を持ち、様々なカップルの特別な瞬間をとらえてきました。 写真の基本はアメリカでの報道カメラマンの経験から培ってきた、ドキュメンタリースタイル。 無理にポーズではなく、お二人にとって心地良い空間を造りあげての写真撮影を心が得ています。

bozphoto & styles はカメラマンの Tsutomu と、ヘアメイク/着付け師/etc を手がける妻のmakky、そしてシュナウザーの三人で運営している小さな写真事務所です。 吉祥寺を拠点に全国各地へ家族写真や結婚式の出張撮影を手がけています。
写真の基礎はアメリカ時代に培ってきた報道写真から。ドキュメンタリーな写真を得意としています。
詳しくはプロフィールページもチェックしてくださいね。
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