bozphoto & styles の makky☆です。
今回は初めて、こちらのブログで記事を書かせていただきます。
私の相方はWedding Photographerです。 って、もう知ってる人も多いかと(笑) 私が仕事で一緒になった相方の写真を知った時、 全然知らない新郎新婦のスライドショーを見ながら涙を流している自分がいました。 まるで、自分がその結婚式にいるような臨場感。 写真から伝わる想いに、涙が止まりませんでした。 その時に決めたことは 「自分が結婚式をするなら、絶対藤田さんに撮ってもらう!」でした。 でもなぜかそのまさかの本人と結婚することになり・・・(笑) 正直、相方に出会うまでは 婚礼写真に対しては記録程度にしか感じていませんでした。 それが、こんなに涙が出るほど感動させられるものなんだと、 披露宴の感動をそのまま感じられる写真ってあるんだ!と気付かされたんです。 それまではメイクが終った頃にしかカメラマンは来ませんし、 2時間のメイクでお話しながらやっと新郎新婦の緊張をほぐしても カメラマンがやってきて、「はい笑ってください!」ってまたど緊張に逆戻り(T_T) 言われるがままのやらせのリップシーンに、やらせのベールつけるフリ。 きっと当日しか体験しない花嫁さんは、そういうもんだと思ってしまうのかもしれません。 私もそれが正直普通だと思っていました。 でも相方はメイクさんである私と同じ時間に入り、すっぴん状態から2時間撮り続けます。 やらせも一切なく、ほんとに準備をそのまま撮って行くスタンス。 2時間も撮り続けていると、シャッター音に花嫁さんは慣れ始め、 仕上がった頃には自然な笑顔を出せるまでになっているんです。 モデルや俳優でもない限り、カメラを向けられて緊張しない素人さんなんていません。 だからこそこの2時間、写真を撮るというよりは、慣れてもらうためにも大切という 相方の考えに、本当にそうだと感じました。 そしてこのヘアメイクのお支度の2時間は 不安や緊張、家族との会話やいろんな準備のドキドキワクワク感が残せる素敵な時間。 結婚式で一番軸になる心が揺れる部分を残せるのがこの2時間じゃないかと思う程。 だんだん花嫁になっていく心の動きが写真に残る。 ああ、私こうやって花嫁になっていくんだなあって思い出せる写真がそこにある。 とてもとても大切な温かい空間と時間。 昔は自宅で花嫁準備をするのが普通だった頃、きっとお母さんがおにぎりを作ってくれていたり いろんな話をしながら、家族が見守る中での和気あいあいの準備だったはず。 時間や規制で厳しくなってしまったウェディングの今日、 準備の部屋に誰も入れないっていうのはおかしな話なんです。。。 そして、結婚式写真、人生で一番輝いている瞬間を残すというのは ある意味人生で一番大きな賭けをするのと同じだと私は思っています。 なぜなら 写真に関しては事前に自分の結婚式の確認なんてできないし、リハーサルもありません。 写真は本当にその瞬間を残すものであり、 技術力はさることながら、 そのPhotographerのセンスがものすごく出るものです。 しつこく言いますがw 写真は自分の結婚式の総まとめになるものです!!!!! どんなに持ち込みNGって言われても、 ヘアメイクは事前リハーサルができるし、 お花もなんとかこれ!という雰囲気をネットで探し、これと同じもので!と伝えれば なんとかなるかもしれません。 ですが・・・ 写真だけは撮る人の感覚で仕上がります。 写真のリハもなければ、当日どう撮られているかもわかりません。 そして、仕上がった写真がよくなかったからと言って、 当日をもう一度というのは絶対にありえないのです・・・(T_T) よく考えてみてください。 結局は会場やホテルの規模が大きくなればなるほど、 カメラマンの質やレベルをあわせなくてはいけません。 そうなるとどの水準で合わせるでしょう? 誰でも撮れる安全なカットしかないのはそのせいです。 その会場でどのカメラマンが撮っても同じような写真が撮れるように レベルをあわせなくてはいけないのです。 そうなると、そのカメラマンにたとえ技術があっても 技術力をもとめられるような素敵な写真は撮ってはいけなくなってしまいます。 そうなると、クレームにならないように安全でかつきちんと撮れるように 当たり前のカットをすべてにフラッシュを使って撮るのは ほぼ義務になってしまうのです・・・。 すべてはその会場のすべてのお客様に同じレベルの写真をお渡しするために、 いくら素敵な雰囲気のあるものを撮っても 会場からこの写真は使えないの一言で終わってしまう。 それではやはり、ドラマティックな素敵な写真は残せなくなってしまいます。 アルバムしかり。。。 会場が大きければ大きい程件数が多ければ多いほど、 量産しなければならなくなり、デザインなどはほぼ決まっており どこにどの写真を使うというのもほぼ決まってしまっています。 なのでどこにどの写真を使うからこそ、ありきたりのカットを撮らなければならない。 結局お決まりの写真が多いのはそのせいだと言っても過言ではありません。 そして、大げさかもしれませんが同じ会場で2組友達がしたとすると 顔を変えただけの同じアルバムになってしまうこともありえるのです。 お客様が見たこともないカメラマンに納得してしまう 魔法の決まり文句としてよく使われるのが 「会場カメラマンだからこそ、会場のことを知り尽くしているから大丈夫!」 私はこの決まり文句はとても怖いと思っています。 レストランや小さな規模の会場だったら、お二人との関係も蜜になりやすく、 提携先カメラマンも細かいところに気を配ってくれるので 本当に会場のことを知っていて安心な場合もあります。 でも大きなホテルなど件数が多ければ多いほど、リスク回避の会場の為の言葉にしか聞こえず、 会場のことをどんだけ知ってようが、当日にしか会わないカメラマンが 一番大切なお二人のことは全く知らずに、どうやって大丈夫と言えるのだろう? と疑問しか出て来ません。 そもそも、写真の被写体は会場ですか? 違いますよね。 新郎新婦のことをよく知ることから二人だけのストーリーが残せるんだと思うのです。 会場なんて、正直どこでもいいんです。 二人と家族とのつながり、兄妹とのつながり、友人、親戚。 そこにどんなストーリーがあるのかを打合わせをする中でコミュニケーションをはかり、 当日に撮ることが感動する写真を残すことだと思っています。 だからこそ、カメラマンに事前打合わせでお会いできないなんて、ありえないと思うのです。 当日初めて合うカメラマンに、一体自分自身の何がわかるんでしょうか? 一番大切な結婚式で、人生の節目のストーリーが初めて会う人に撮れるとは思えません。 私がどんな会場であっても絶対とオススメしたいのは カメラマンは自分で選ぶということ! 選べない会場は気をつけてほしいって思います。 自分のカメラマンのサンプル写真を見れないのも気をつけましょう! 会場で見せられるアルバムについては その会場での一番上手なベストカメラマンが撮影していることが多いです。 もしその写真が気に入ったのであれば、そのカメラマンが在籍しているかどうかを訪ね、 そのカメラマンに撮ってもらえればベストです! そして、もし持ち込みカメラマンは挙式はNGで披露宴のみOKと言われたとしても 挙式リハーサルならOKと言ってもらえるところもあります。 リハがOKであれば、それを上手く組み込んで本番のように見せることもできます。 挙式のみ会場カメラマンにデータだけをもらい、後でアルバムに一緒にしてもらうのも可能です。 そう・・・ 諦めないでっ! 真矢みきさん風にっ笑(ΦωΦ) ここで、諦めてしまうと本当に婚礼が終わって手元に写真が届いた時の 「わあ・・・・(*´艸`*)!!」という感動が全然違います!!! もう一度しつこく最後に言いますが・・・ 絶対にカメラマンだけは妥協はダメ!これは大きな大きな賭け事である!!! というのを心に止めて貴方の大切な一日を撮ってくれるカメラマンを選びましょう!(ΦωΦ)! 相方のところに来るお客様で 相方が空いていないからと日にちを変える方も多くいらっしゃいます。 でも大事な写真!私もきっとそうすると思います!! 写真ってほんと大切です!!!