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納品されたデジタルデータってどうしてますか?


昨日アップした bozphoto & styles でのデータバックアップについての記事は、沢山の方から直接のコメントなどをいただきました。データ保存で苦労されているフォトグラファーの方、やはり多いようですね。

記事で jpeg データを米国のサーバーに保存していることを記載していましたが、それはどこのサービスを使用しているかの質問も、けっこういただきました。

それについては、今回の記事の後半で詳しく書かせていただきます。

二回目のテーマは、デジタルデータを長期間どのように保存するかについてのお話。

bozphoto & styles で撮影した写真はアルバムにすることをオススメしていますが、データのみプランでご依頼される方、時々いらっしゃいます。

そのデータですが、納品後にどのようにされているのでしょうか?

過去に撮影した方に納品したデータDVDをどうされているか質問した所、8割の方からデータDVDのままで何もしていないというお答えを頂きました。家族との集合写真はプリントアウトして、写っているみんなに配ったりしたそうですが、手元にはプリントした物は残していなかったそうです。データDVDがあるから、別に良いやって事で。

でも撮影した写真をバックアップせず、DVDなど1つのストレージだけに保存しておくことはかなりリスクがあるのです。

ハードディスクやSSD、DVDなど、デジタルデータを保存するストレージの寿命を検索すると色々な年数が出てきますが、大体10年くらいと自分は思っています。でも、保存状態によってはもう少し短いかもしれません。記録している部分が劣化して、気がついたら読み込み不可になっている場合もあります。私が15年前撮影データを保存したCDに関しては、半分はパソコンに入れても読み込み不可になっていました。

そしてデジタルデータの場合、保存しているDVD読み込める機械自体が数十年後には無くなってしまう可能性もあります。私がデジタルでの撮影を始めた2001頃データは Zip ディスクという、フロッピーディスクの大容量版のような物に保存していました。10枚以上持っているのですが、zip ディスクを読み込める機械ってもう、ヨドバシにも売っていません。多分アキバに行けばあるかもですが。

Mac のパソコンなんかは数年前からDVDドライブはやめちゃいましたよね。windows パソコンもだんだんとDVDドライブはオマケになってきました。10年後にはDVDは過去の産物になっているかもしれません。

そういう事を考えると、ある意味前回の記事の繰り返しにはなりますが、デジタルデータはバックアップが大切! ということがやっぱり言えます。もしデータDVDで写真を受け取った場合、まずはパソコンかハードディスクにコピーしてくださ。これだけで二カ所に写真が保存されます。あとは、クラウドサービスに保存するというのもオススメです。パソコンも5-6年で壊れちゃう可能性はあります。でも、クラウドサービスは基本、しっかりした会社であれば何十ものバックアップ体勢でデータを保存していますから、その会社のサーバーが置いてある土地で核戦争でもおこならい限り、データが無くなる事は無いと思います。

じゃ、クラウドサービスってどれが良いの?ってお話になりますよね。

iphone を使っている人だったら icloud がありますし、アマゾンとかgoogle にも写真に特化したサービスがあります。私が現在使用しているsmugmug もそうです。

それに関しては、今回紹介する予定でしたが、長くなりそうなので時間に持ち越しです…


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