デジタルデータのバックアップについて


(写真と本文は関係ありません(笑)

私が時々チェックしているフォトグラファー用の英語バイラルメディア、PtetaPeixel に、

ちょっと気になった記事が掲載されていました。

Wedding Photographers Loses Photos in a Fire, Only Offers 90% Refund

というタイトル。

ストーリーは結婚式を終えた新郎新婦がアメリカの掲示板での投稿した記事から始まります。

自分たちの結婚式を撮影したフォトグラファーから最近連絡があり、彼の家が火事で全焼してしまい、

結婚式で撮影したデータがすべて無くなってしまったと伝えられました。

問題なのは、フォトグラファーがお詫びとして提案してきたのが9割の撮影料金の返金だそうです。なぜ9割かというと、彼が既に多大な時間を編集作業にかけていたのと、5時間の結婚式当日の労働賃金、そして往復1時間半の運転時間を考慮して、その分は差し引きますとのこと。

しかし、新郎新婦の二人としては納得行きません。

フォトグラファーがいくらそれまでに写真の編集に時間をかけていたとしても、

結局そのデータが手元に渡らないのであれば、作業賃金を支払う義務は無いのではないか、との事。

それで、皆さんの意見を聞かせて下さい、

との投稿でした。

投稿はかなり盛り上がった様子で、コメントは1000件以上入っていました。

私がこれに関して意見を述べ始めるとかなり長くなるので、

bozphoto & styles だったらどうするか、そしてデータのバックアップはどうしているか、

それについて今回は書かせていただきます。

もし我々の事務所で火事があり、全てのデータが無くなってしまった場合はどうするか?

bozphoto & styles では全額撮影代金は返金させていただきます。

ただし、それ以上の保証(例えば、結婚式をやり直す、別の撮影の機会を設けるなどの費用の負担)

は致しておりません、そのように契約書には記載させていただいております。

ただ、データが何らかの問題で飛んでしまったり、上記の事件のように火事ですべて消失してしまうような事を想定して、何十ものバックアップ体制はとっています。

どのようにバックアップしているか、撮影日から順番に説明させていただきますね。

【撮影をする際】

ほぼ全ての撮影ではカメラを二台使用しています。

そしてどちらのカメラも、CFカードやSDカードのスロットが2つ付いているタイプを使用。

それぞれのスロットに jpeg と RAWで撮影を保存しています。

そうすることで、もし RAWデータのほうがエラーで撮影出来ていない場合でも、jpeg のバックアップが残っている体勢にしています。

結婚式を撮影しているとお客様からよく「なんでカメラを二台持っているんですか?」って聞かれます。

レンズの付替えが面倒だったり、見た目もちょっと二台あったほうがプロっぽかったり(笑)とか色々理由がありますが、

一番の理由は一台が壊れても、もう一台あるからってことです。

Nikon やSONYのカメラを使用している時は撮影中にカメラが故障って事は殆どありませんでしたが、

Canon の時には頻繁にありました。

突然エラー表示になってカメラがフリーズしたり、シャッター幕が壊れたり。。。

その時はカメラが二台使用していたおかげで助かりましたが。

フィルムカメラは落とした時以外で壊れるってことありませんでしたが、デジタルカメラってけっこうデリケートなんですよね。

【撮影後、帰宅の時に】

撮影後、自宅に戻る際はSDカードはケースに入れて、

カメラバックではなくて、スーツの裏ポケットとか、落としたりしない場所でキープしています。

帰り道でSDカードが入ったカメラバックを電車に忘れたり、盗まれたりで、その日の撮影分全て紛失したという人もいましたから。

【帰宅後、事務所でのバックアップ】

・撮影が終わって帰宅したら、いくら疲れていて眠くても、データのバックアップは必ず行います。

順番としては、

(1)SDカードから外付け SSD にすべてのデータを移動

(2)外付けSSD から事務所用パソコンに繋いである別の バックアップ用 ハードディスクにコピー

(3)撮影したデータのうち、jpeg データだけは smugmug という、アメリカのデータサーバーにアップロード。

smugmug はアメリカのフォトグラファーの間では人気のファイルサービス。

jpeg であれば無制限で保存出来るので重宝しています。

私の場合、過去15年分、約7TB のデータを保存しています!

(4)RAWデータはdropbox に作った編集前 all データ用のフォルダーにすべて移動

(3)と(4)はネット経由でのバックアップなので時間がかかりますが、

jpeg のほうは数時間で、RAWデータのほうは一晩位でアップロード完了します。

RAWデータのほうは結婚式だと200GBくらいになることもザラだったからサーバーへのバックアップは非現実的だと思っていましたが、

最近 dropbox の容量が 3TB になってくれたので、全データを保存するのにも問題なさそうです。

【写真編集の作業中は】

写真を編集している最中は dropbox のフォルダー上にデータを置いておくことで、

編集と同時進行で常にサーバーにバックアップされている状態にしています。

(編集中にパソコンが壊れても、dropbox から復旧できる)

そんな感じで、かなりデータのバックアップには力を入れています。

bozphoto & styles チームの間では今までデータが飛んでしまうようなアクシデントに見舞われた事は過去に一度もありません。

しかし、知り合いのビデオグラファーさんで結婚式のデータが半分飛んでしましまって、復旧も出来なかった、

という話を何度か聞いたことがありますし、

いくら気をつけていたとしても、最初に紹介したアメリカの例のように、

自分になんの落ち度が無くても火事に巻き込まれてしまう事もあるかもしれません。

たった一度でも起こってしまうと全てが終わり。

そうなってしまわないよう、できるだけコストがかかってもデータを守るようにしています。

#デジタルデータ #バックアップ

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