
4月の桜の時期、地毛結い日本髪でロケーションフォトを撮影した新婦さん。
5月終わりには明治記念館での結婚式当日も撮影させていただきました。
ロケフォトでは「さっこう」という、舞妓さんが芸子さんになるお披露目期間の数週間の間だけ結うという日本髪を作りましたが、
今回は結婚式ということで、晴れて王道の文金高島田を結われました。
日本髪の結いかたにも色々ありまして、明治神宮/明治記念館では半カツラしかしてくれません。
半かつらというのは基本的にカツラですが、前髪、顔の横の髪は自分の髪を使うものです。
だから見える範囲の生え際が自分の生え際なので、すごく自然。
全かつらの「被っている感」がありません。
最近の時代劇は ほとんどこの半カツラをつかっているそうです。
でも、せっかく日本髪するのであれば、やっぱり全部地毛で作りたい!というこだわりがあった新婦さん。
明治記念館では色々な制約もあり、all 地毛は出来ないので、
近くのホテルでローランサンヒロさんに日本髪を結って頂き、ヘアとメイクだけ完成した形で記念館へ旅立ちました。
なかなか裏技的なお支度ですが、こういうのもありですよね♪
ちなみに、all 地毛や半かつらはカツラと肌の境目が見えないので見た目はやっぱり美しいですが、
鬢付け油が付いているのでお色直しでドレス着たり、洋髪にチェンジする場合はちょっと難しいです。
洋髪に出来ない事はないのですが、サラサラのダウンスタイルには出来ないそう。
なので、地毛日本髪で結婚式をされる方は、一日文金高島田で通されます。
というか、日本髪って整えれば一週間位キープ出来るそう。生活大変そうですが(笑)
さて、そんな結婚式、スタートです。
















Photo by Tsutomu
日本髪: ローランサンヒロ
会場: 明治記念館