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いわき市のご実家で和装ロケーションフォト



和装での前撮り撮影のご依頼を頂く際、

撮影場所として人気なのはやっぱり日本庭園。

和の雰囲気がある場所が好まれます。

東京ですと小石川後楽園や清澄庭園、六義園などでしょうか。


でも、以外とご依頼が増えてきたのがご実家での撮影です。

ご両親やご兄弟が見守る中で小さい頃から過ごしていたお家でお支度開始。

仏壇のご先祖様にご挨拶をして、ご近所へお出かけという流れです。

そう、まるで時代劇の結婚式のように。


毎年数回、このような形での和装ロケーションフォトのご依頼を頂きますが、

一番印象に残っているのが2014年、福島県いわき市へまで出張した時にエピソード。

新婦さんのご実家に訪れての撮影をさせて頂きました。


東北大震災で津波や原発問題で大変な時期を過ごしたいわき市にお住まいのご両親。

そんな家族に少しでも明るい話題を提供してあげたくて、

実家での記念写真を撮ってもらう事を思いついたそうです。



ご実家の玄関にはお母様がアレンジされたお花な小物た沢山。

お洒落さが漂っていました。


玄関を過ぎた所の柱には姉妹三人分の成長記録の書き込みが。

古い実家の壁にこういうの、必ずありましたよね。

実家が新築になった私にとっては、懐かしい思い出です。




今回和装ロケを行ったのは三姉妹の長女さん。

お姉ちゃんのハレの日をお祝いしたくて、妹さん二人もお仕事を休んで各地方から駆けつけてくれました。


お世話好きだけど妹さん達にはとっても厳しかったお姉ちゃん。

そんな彼女がどんな風に変身していくのか、家族みんな気になって集まってきました♪



新郎さんもお支度開始。

曾お祖父さんも住んでいたこちらのご実家。

ご先祖様達も今日の様子を眺めているようです




この日の和装ロケの事を聞きつけて、新郎さんのご両親もわざわざ富山県から駆けつけてくれました。

実はこの日が両家ご両親の初顔合わせ。

まずはご先祖様にご挨拶をされているのが印象的でした。




お支度が完成して皆さんへお披露目。

和気あいあいとなったところで、

まずはお座敷での記念写真です。


せっかく両家家族が集まったということで、即席での祝言も行う事になりました。

いわゆる、日本の昔ながらの結婚式の形。

三三九度を注いでくれる雄蝶・雌蝶の役目は妹さん達が引き受けてくれました。



雲予報をチェックしたらちょうど40-50分だけ雨がストップする気配があったので、

今がチャンスとご近所にあった日本庭園に出発。

ちょうど蓮の花が満開の池を背景に写真を残す事が出来ました。



コロナウィルスの心配もあり、人が沢山集まる結婚式を行うべきか迷っているというお話も聞くこの頃。

こういう形で、家族で残すウェディング・フォトも良いかもです。


Photo by Tsutomu

ヘアメイク & 着付け by makky






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