お宮参り撮影の一日の流れ|当日の段取りから撮影のポイントまで完全ガイド
- Tsutomu
- 8月3日
- 読了時間: 8分
更新日:8月7日

こんにちは。
bozphoto & stylesの藤田です。
東京・吉祥寺を拠点にウェディングや七五三、お宮参りなどの出張撮影を手がけている写真事務所を運営しています。
今回はお宮参り当日の、一日の流れについて詳しくご紹介させていただきます。
ご覧頂いているのは7月初めに、神奈川県川崎市にある琴平神社さんでのお宮参りの写真達です。川崎市の中でも一番人気の神社さん。 私も毎月のように訪問させていただく機会があります。
ご自宅からスタートの場合

bozphoto & styles のお宮参り撮影には二つのメニューがあります。
一つは神社で直接お会いして撮影開始の、ショートプラン。
もう一つはご自宅と神社、神社と会食など二カ所での撮影を担当させていただくロングプラン。
また、ヘアメイクスタッフがご自宅に訪問して、ママの着付けやヘアメイクを担当させていただくオプションもあります。
ロングプランやヘアメイクオプションでご依頼の場合、ご自宅出発から1時間〜1時間半前にご自宅にお伺いします。
ご依頼内容によってスタート時間は変わってきますので、何時に神社に到着されたいか、ご希望をお伝えいただければ、逆算して、ご自宅での撮影やお支度開始の時間を計算します♪
神社に到着してから...

皆さんと神社でお会いするのを例えば10時頃にした場合、その15分前くらいには到着するようにしています。
集合時間まで何をしているかと言うと...
A. 神社の神様へのご挨拶
B. 社務所へ撮影の旨を伝えるご挨拶
C. 神社の外観などの撮影
D. 撮影スポットの確認
などを行っています。
一番優先なのはAとBですね。
神社は公共の撮影スポットやフォトスタジオというわけではなく、神様がお住まいの場所で、カメラマンはそこの敷地内を少しの間だけお借りして、撮影をさせて頂く立場。
まずは本殿にて神様に参拝。 そして社務所の方に、「本日はお世話になります」の旨をお伝えいたします。
初めての神社さんの場合、どのような写真が残せるかチェックします。 琴平神社さんの場合、スポットの知識はかなりマスター級です♪
神社でご家族の皆さんと集合

ご祈願中の撮影が禁止されている神社さんが多いので、ご予約時にプロカメラマンが神殿内で撮影が出来るか、ご確認をお願いします。
ご家族の皆様とお会いしたら、挨拶をさせていただいてから、比較的すぐに撮影スタートしています。
というのも、ちょうどそのタイミングでお祖父様やお祖母様が初めて赤ちゃんをご覧になるタイミングだったりするので、皆さんのリアクションも写真に残しておきたいので。
おもわず「カワイイ!」って叫んでいる様子だったり、
逆にみんなに囲まれて赤ちゃんが泣き出してしまったり
そんな瞬間も大切な思い出の一つ。
始めからバンバンと撮り始めます!
産着はいつ付けるの?
さて、今日はお宮参りだけど、産着はいつ付けるのか、気になりますよね。
お会いしてからは、すぐに付ける事はあまりありません。 まずはベビードレスだけの状態から少し、写真スタートです。
一番最初に訪れるのは手水舎。
そう、一般的な神社でのお参りと同じような道順を通っていただきます。
産着を付けちゃうとママの手は完全に塞がれてしまうので、その前に手を使った写真は先に撮っておこう、そんな考えです。

産着を着ての撮影時間は?
お宮参り撮影といえば、ママはずっと産着を付けた姿で写真を残すというイメージがありますが、そんな事はありません。
実はお宮参りでの赤ちゃんの抱き方ってとっても特殊。お顔がちゃんと見えるように、ママには「縦抱き」をしていただきます。
ポイントとしては、
・片手で赤ちゃんのお尻を支え、もう一方の手で首〜背中を安定させるように
・顔が真上や斜め上に向きすぎないよう、自然にまっすぐ前を向ける位置でサポート
・抱っこする方の体にぴったり沿わせるようにすると、赤ちゃんも安心します
というとなります。
でもこれ、中々大変。
なので、ママは10分この格好で抱っこしていたら、腕がヘトヘトになります。
ですので、お宮参り当日にママが産着を着てもらっての写真は、実は全体の1−2割程度。後は、他のご家族と交代してもらったり、産着無しでの撮影となります。
ご祈願に入るタイミングは?

ご祈願中の撮影が可能か、不可かによってご祈願に入って頂くタイミングは変わってきます。
ご祈願中の撮影も出来るようでしたら、皆さんとお会いしてからすぐに受付に行って頂き、お申し込みをしていただきます。 そのまま、本殿の中に私も同行して、中での撮影となります。
ただ、多くの神社さんでは、ご祈願中の撮影は禁止となっています。
ご祈願中の撮影が禁止の場合は、全ての撮影を済ませてからご祈願に行っていただきます。
もしくは、ご祈願が終わってから全ての撮影をいたします。
どちらの流れにさせて頂くかは、ご家族や神社のご祈願受付時間によって、事前にご相談いたしますね。
皆さんでの集合写真など
この日はご祈願に入るまで30分ほど時間がありましたので、それまでの間にご家族皆さんでの写真を撮らせて頂きました。
昔ながらのきっちりと参列者皆さんで並んでの集合写真も撮りますし、ちょっとラフな感じで、皆さんで赤ちゃんにお声がけしている様子など、色々なパターンで写真を撮ります。
参加していただいたご家族との集合写真も、
・ママと両家のお祖母ちゃん
・ママと母方のご両親
・ママと父方のご両親
・ママとママのお母様
・赤ちゃんをみんなで触っている所
などなど、色々なパターンで撮っていきます。
こんなパターンで撮りたい! ってのがありましたら、是非撮影日までに教えてくださいね。
ご家族皆さんでの記念写真を終えたら、一旦両家ご両親の皆さんには休憩をして頂き、ここからはママのソロショットを撮らせて頂きます。
ただ、この辺はママの体調を考慮して。
皆さんとの集合写真の時点で約5-10分。この時点で「縦抱き」に疲れていたら、一旦産着を外すか、座って頂いての写真撮影に切り替えます。
産着での写真はご親戚皆さんと交代してもらいながら

産着を付けての赤ちゃんの写真は、ママだけではなく、参列している皆さんと共有して撮らせて頂きます。
ママだけの写真を終えたら、ご両親も入って頂いての撮影タイム。
この日は、パパ側のお祖母様に産着を付けて頂きました。
お祖父様達にももちろん、赤ちゃんを抱っこしていただきます。
産着までは皆さん遠慮されるので、ひとまずは普通の抱っこで。
お祖父様の場合、初孫で、赤ちゃんの抱き方も20年以上前で忘れてしまっている事もあるので、私のほうから、安全な抱き方も説明させていただきます♪
撮影時間はどのくらい?

通常は、約1時間ほどの撮影を行いますが、参列される方の人数などによっては、もう少し長くなる事もあります。 基本は「いつもの流れで」というよりも、アドリブを織り交ぜて、そこご家族によって流れを変える事も。
寒かったり、今の季節のように猛暑だったりした場合、赤ちゃんやママに無理がないように、撮影時間を短くする場合もあります。
この日は7月の始め。
朝一番での撮影開始でしたが、気温は35度を超えていました。
ですので、30分だけ撮影。
一旦クーラーの効いた控え室に入って頂き、ご祈願までの間、10分以上は休憩。
ご祈願を終えてから、第二回戦で20分くらい撮影、という流れとさせていだきました。

お渡しする写真の枚数制限などはありません。
控え室で休憩している時(撮影が不可な場所)以外は、ずっと写真を撮っています。
こちらは境内に用意されていたベンチスペース。
休憩中の赤ちゃんも可愛らしいので、オフショット的にココの写真も逃せませんでした♪

パパとのソロショット
そうそう、ご紹介するのを忘れていました。 もちろん、パパと赤ちゃんとのソロショットも撮りますよ。
パパもこの日の為に、夏仕様のカッコイイスーツを新しく購入したそう。 ここは男同士のお付き合い。
どんな息子ちゃんに成長して欲しいか、沢山の夢を語って頂きながら、二人での記念写真をバシバシ撮りました。
ご兄弟もご参加の場合は、お子さん二人、三人での写真も可能な限り撮っていきます。

赤ちゃんが成長して大きくなった時、この日の写真を見返してみて、自分の写真デビューの日はこんな一日だったんだ。 じぃじもばぁばも遠方から来てくれて、みんなに愛されていたんだ。 そんな写真を残す。
10年後の皆さんも想像しながら、シャッターを切っています。

この日は暑くて、赤ちゃんも泣いちゃって、そして暑すぎて寝ちゃった。
決められた時だけシャッターを切るのでは勿体ない。 その日の空気感まで全て残す写真。
そんなお宮参り撮影、いかがでしょうか?
最後に、私達のお宮参り撮影プランについてご紹介させていただきます。
神社だけでの撮影か、ご自宅やお食い初めでの撮影もご希望かによって、二つのプランをご用意しております。
ショートプラン
一カ所、約1時間の撮影
境内のみでご家族での記念の写真を残されたい方へのプランです。
約200枚程度の撮影データのお渡しとなります。
ロングプラン
二カ所、約2時間の撮影
少しご自宅での様子や、ご祈願後の公園、庭園、ご家族でのお食事会など、二カ所での写真をゆっくりと残されたい方への撮影プラン。
約250-300枚位の撮影データのお渡しとなります。
10ページのミニ写真集付き
雨天などの延期は前日まで無料
産着レンタルもあります
ご自宅でのお支度も承ります。
東京都内であれば交通費無料!
お宮参り撮影についての詳細は、ホームページも是非チェックをお願いします!
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