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SONYのカメラを使い初めて一年が経ちました


bozphoto & styles のブログ記事でずっとアクセス数が No.1 なのが、実はカメラ機材に関しての記事。

特に去年の7月にアップした、Sony システムに乗り換えた事を紹介した記事はかなり多方面から読まれています。

カメラネタなんて同業者(カメラマン)くらいしか興味無いだろうなと思っていたら、ところがどっこい。

Sony にお勤めの新郎新婦さんや、Sony が大好きな新郎新婦さんからもお問い合わせを頂き、

「ソニーシステムで撮影してくれるカメラマンを探していました!」と伝えられました。

「あなたの写真が好き!」、ではなく、「あなたのカメラが好き!」という形で撮影のご依頼を頂くというのも、

なかなか面白いケースですよね。

最近も、アメリカの通信社からお電話を頂きました。

海外のフリーランス・フォトグラファーの多くは、昔ながらの Nikon や Canon から sony に鞍替えしている人が多いのですが、

「プロフォトグラファーに何故最近、sony が選ばれるのか?」という特集を組むことになっていて、

ネットリサーチをしていた際に私の記事を見つけていただいたそうでした。

いやあ、sony 様様です♪

さて、そんな人気の Sony ネタなので(笑)、今回第二弾を書くことにいたしました。

今年の7月で Sony を使い始めてちょうど1年になりました。

Sony に乗り換えるきっかけとなったのが、去年の記事でも紹介した α9という最新鋭のカメラが販売されたからです。

この機種、2018年のカメラグランプリ大賞にも選ばれました。

まあ、このカメラグランプリっての、よくわかりませんけどね。

だって、レンズ部門で選ばれたのがオリンパスの 17mm。

「カメラ記者クラブ」が選ぶ、って事ですが、プロでオリンパスを使っている人、見たこと無いですが(笑)

評価がとても高い α9ですが、今年に入って α7 III というカメラも登場しました。

位置付け的には α9の安価版って事なのですが、(canon でいうと 1DXと5D mark IVの関係みたいな)

α7 III は半額の割に機能的には充実していたので、予備のカメラとして購入しました。

しかし、α9の片方をメンテナンスに出している時のスペアだったはずの α7 III、すぐにうちのメインカメラとなりました。

一番の理由は、シャッター音の爽快さです♪

α9はシャッターが無音で、結婚式撮影の際にカメラの事を気にされずに写真が撮れるってのがメリットだと思っていましたが、

実は無音ってのがけっこうデメリットの場面も多くありました。

一番顕著なのが、お支度が終わった後に新郎新婦だけで撮影するフォトセッションの際。

音が出ないと本当に撮影されているか分からないので、「ちゃんと撮っているんですか?」って

不安になっちゃう方もいるのです。

モデルさんだと、シャッター音の度にポーズを変えたりしますよね。

素人さんだとそこまでは行きませんが、やはりシャッター音があったほうが「撮られている」ということがわかり、

気持ちも盛り上がったりするみたいです。

α9もメカシャッター・モードにすればシャッター音を出すことが出来ますが、

まぁー、シャッター音が安っぽいこと。

ニコンのフラッグシップカメラ、D5とか爽快な音がしますよね。

α9のシャッター音は、レンズ交換も出来ないコンパクトカメラみたいな音なんです。

それに比べて、α7 III はけっこう気持ち良いシャッター音がします。

撮影しているほうも心地よくて、気分が上がります。

どうでも良いことのようで、実は大切だなあと思ったこの頃なのです。

さて、α9は40万円、α7 III は20万円で、わかりやすく半額なのですが、

シャッター音以外のどこに違いがあるか。

7 III を購入する際に沢山ネットでリサーチしましたが、あまり詳しく書いている所がありませんでした。

そこで、私が感じた、2つの違いを紹介していきます。

(1)カメラの左側にAFモードと連射スピードの調整ダイヤルがあるかどうか

ほとんど重要じゃありません。

正直、なくても問題なし。

Sony の AFはむっちゃ正確なので、私は AF-Cモード以外使いません。

(2)蛍光灯などでのフリッカー

これは、実は α7 III のほうが優秀です。

α9を古い蛍光灯の下で、電子シャッター方式で撮影すると最悪。

1/60 以下で撮影しないと、フリッカーがバリバリ出てきます。

蛍光灯だけでなく、披露宴でプロジェクターの映像を見ている人達を撮影すると、

かなりの確率で撮った写真にシマシマ模様が入ってきます。

(3)バッファ速度

これは α9がかなり優秀。

二台の違いは連射した時に表れます。

α9は連射してもすぐにSDカードに読み込んでくれますが、

α7 III のほうは、10枚くらい連続で撮影すると、けっこう長い間読み込み中になります。

読み込み中はメニューとかも開くことが出来ないので、けっこうイライラします。

フラッシュ撮影をした後に結果をチェックしたい時も、けっこう待たされます。

体感で3倍は読み込みスピード、違いますね。

スポーツを撮影するのであれば、やっぱり α9なのかなー、って思います。

(4)AFスピード

α9のほうがAFがちょっと早い気がしますが、際立って違う、という気はしません。

瞳AFの食付きがα9のほうが良い気もしますが、多分気のせいだと思います…

(5)電子シャッターの違い

α7 III にも無音モードはあります。

ただ、α9の電子シャッターはアンチディストーションで、そしてシャッターを切ってもブラックアウトがありません。

スポーツ撮影をするのであれば、画面がずっと見える事で、被写体をチェック続けることが出来るってのは便利です。

ただ、上でも書いたように、人物撮影をするのであれば、シャッター音があるのってけっこう重要だったりしますし、

ドキュメンタリーな感じで撮影する際にシャッター音がないほうが良いって言われますが、

Nikon の時はシャッター音がガンガン出ていても撮影出来ていたし、

α9だからもっと人物に寄れるようになったと思いましたが、実際にはそれほど変わりませんでした。

(どちらかというと、バリアングル・モニターのほうが恩恵があるかな)

そーんな感じです。

SONY機材に関しては、次回はフラッシュについてとか、またいずれ続きを書いていきます。

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