こんにちは。
bozphoto & stylesの藤田です。
16年に渡り、東京・吉祥寺を拠点に、全国各地へ結婚式撮影の出張撮影をしています。
長年の撮影経験の中で、一番ご依頼を頂いたのが、明治神宮さんでした。
日本で一番初詣の参拝者が多く、そして明治天皇が祀られている場所。
人気なのは当然ですね。
そして、2番目にご依頼を頂いているのが、今回ご紹介する ホテルニューオータニさんです。
創業はなんと 1964年。 来年で操業60周年を迎える、老舗ホテルです。
1度目の東京オリンピックが開催される際、
東洋一の国際ホテルを作ろう、という号令で作られたそう。
最近ではリッツ・カールトンやハイアット系列など、外資系の高級ホテルは沢山出来ましたが、規模や庭園の豪華さなどで言うと、まだまだこのホテルが日本一だと感じます。
そんなホテルで、この日はお二人のお部屋でのお支度から撮影を担当させていただきました。
【ホテル館内について】
ホテル館内はとにかく広くて、初めて訪れた人は必ず迷います。
もうね、迷路のような構造。
スタッフの方に行き方を教えてもらっても、いつの間にか違うばしょにたどり着いた、って事もしばしば。
私の場合、16年に渡りこちらのホテルへ撮影にお伺いさせていただいたので、自分の庭のように詳しくなりました。
広大な敷地を誇る分、撮影スポットはとても沢山あり、どこで撮影するか逆に迷っちゃう位です。
もしホテルニューオータニさんで結婚式を挙げられる場合は、結婚式の前か、披露宴後に十分に時間を確保しておく事をオススメします。 館内を移動するだけで10分~15分と費やす場合もあるので、30分は撮影タイムを作っておきたいところ。
そうなると、おのずとお部屋でのお支度が絶対に良いと思います。
【ホテルのお部屋でのお支度について】
ホテルニューオータニさんの美容室でお支度を行うと、お支度シーンはほとんど撮影撮影出来ません。 ホテル地下の美容室でのお支度となり、他の花嫁さんもいる関係上、カメラマンが動き回る事が出来ないのです。 撮れてリップシーンのみ。 男性カメラマンの場合、リップシーンも撮れない事もあるみたいです。
今回はザ・メインのお二人が前泊されたお部屋にヘアメイクと一緒にお伺いして、お支度をさせていただきました。
ニューオータニのお部屋はかなり広々としていて、大きな窓からの光も綺麗に差し込むので、あまり広さの無い美容室と比べて、沢山の写真を残す事が出来ます。 そしてなんといっても、小物やウェディングドレスの写真を単体で撮る事が出来るのが、一番のメリットですね。 お二人はゆったりとお支度中の2時間を過ごしつつ、私達も撮影しています。
お二人が宿泊されない場合でも、もし遠方からご両親だったり、ご親戚の方が来ていて宿泊されているのであれば、そのお部屋をお支度中だけお借りする、という方もいらっしゃいました。
ホテルで結婚式を挙げられる場合、結婚式当日に宿泊出来る特典が付く場合があります。 もしくは、宿泊するお部屋をアップグレード出来る、など。でも、可能であれば、その宿泊を前日にされる事をオススメします。 結婚式の一日はとても疲れる物。特に二次会までされる場合ですと、ヘトヘトになって、酔っ払ってもいて、お部屋に戻ったら寝るだけ。 翌日もチェックアウトギリギリまで睡眠して、ホテルを満喫する事もなくお別れ。 そんな話を過去に沢山、新郎新婦さんから聞きました。
それよりも、結婚式前の前日にゆったりされるほうが、広々としたホテルの沢山のサービスを満喫出来るかと思います。
今回、新郎さんと新婦さんはお支度は別々のスペースで行い、衣装が仕上がるまではお互いの姿を見ないことにしていました。
新婦のウェディングドレスは結婚式の直前まで内緒。
ファーストミートで初めてお披露目、という流れになっていました。
お互いに少しドキドキしながらのお支度時間が流れていきました。
そうそう、ホテルニューオータニさんは築60年。
ホテル館内はあまり古さを感じさせない造りとなっていますが、
一部だけ老舗ならではのことがあります。
例えば、夏場はお部屋のクーラーの効きが悪い事。
ホテルの日本庭園が綺麗に見渡せるように、お部屋の壁は全面ガラス張りの窓なのですが、夏場はそれが仇となって、暑い日光が差し込んで来ます。 そして、クーラーは何十年も前の、レバー式の温度設定の物。 max にしてもあまり涼しくなりません。 そんなときはフロントにお願いすれば、扇風機を用意してくれます♪
さて、お支度も完了して、新郎さんにウェディングドレスをお披露目の時間、ファーストミートのタイミングとなりました。
広いホテル館内。 ファーストミートを行うスポットもかなり沢山あります。
例を挙げるとしたら
・ホテルの一階車寄せ(館内)
・日本庭園
・ホテルのお部屋にて
などなど。
今回は花嫁さんきってのご要望で、ホテルの一番奥の建物、ガーデンコートで新郎さんと再会する事になりました。
ガーデンコートは30階建ての賃貸オフィスが中心の建物。
その一階にはアトリウム・チャペルというスペースがあり、
31メートルの吹き抜けのスペースにある窓から自然光が降り注ぐ場所です。
その名の通り、チャペルウェディングを行える場所で、100人規模のゲストが参加出来ます。
2014年にはこちらで大規模な、インド人の結婚式も撮影させていただきました。
その時の様子は、昔のブログページにてご紹介しておりますので、是非チェックしてみてください。
どどーんとした吹き抜けを背景に、新婦さんがゆっくりと後ろから登場して、お声がけ…
そして、お二人だけのフォトセッションを10分くらいさせていただきました。
こちらのスペース、時間帯によっては、上のオフィスで働く方々の休憩スポットにもなっていますが、この日は貸し切り状態でした♪
何度かこちらで撮影中に、上の階で働く友人と遭遇した事もありますw
上の方でもお話しましたが、ホテルニューオータニさんは広大な敷地を誇っているので、撮影スポットも無限大。 2時間でも、3時間でもロケフォトは行えます。
でも、結婚式当日はそんなに時間を費やす事も出来ないので、事前にどこが優先の撮影場所かをお尋ねして、頂いている時間と照らし合わせて、撮影ルートを決めています。
こちらは私の中でも気に入りの、エレベーターホールの隠れスポット。
小さな窓からふわっと差し込んで来る光がドラマチック。
フォトスタジオで撮るみたいな演出での写真を残す事が出来ます。
結婚式が始まる前に、親族控え室でのひととき。
いったんセレモニーが始まると、そこからはジェットコースターのようにイベントが進んでいくので、控え室は最後の、ちょっとゆったり出来る時間です。
ここでご家族との記念写真でしたり、兄弟での仲の良い様子などの写真を撮っています。
いよいよ、結婚式のセレモニー。
お二人が選ばれたのは、ザ・メインの地下にある「プリンチパーレ」というチャペル。
イタリアの修道院をデザインしているそうです。
言われるように、本物の修道院のようにバージンロードが長いのが特徴です。
「ブライダル・ウォーク」ってご存じですか?
教会式の入場の際、新婦とお父様で一歩進んで止まる、を繰り返す歩き方です。
一歩一歩踏みしめながらって事ではありますが、慣れない歩行方法なので、けっこうお父様は混乱して、逆に娘さんのスカートの裾を踏んじゃう事も。
あれって、ホテルなどのバージンロードは歩く距離が短いからってのも理由にあるみたいです。
でも、このチャペルのバージンロードは長いので、ゆっくりと普通に歩いていても、親子での時間を過ごす事が出来ます。
この日はフォトグラファー二人体制でのプランで撮影に入らせて頂きました。
カメラマンが二人いると、より色々なアングルで写真を残す事が出来ます。
例えば、最初のお支度シーン。
ファーストミートのため、新郎と新婦は別々にお支度をしていましたが、それぞれが新郎と新婦担当に分かれて撮影を担当しました。
結婚式が始まる直前、一人はチャペルの中に先に入っておいて、新郎新婦を待つ参列者の皆さんを撮影しつつ、もう一人は控え室で挙式が始まる前の新郎新婦や、新婦のご両親の様子を写真に残します。
この皆さんの緊張した裏場面が、後から見返すと良い思い出になったりします。
挙式中も、新郎新婦メインと、参列者担当のカメラマンに分かれて撮影しています♪
結婚式も無事に終わり、ここからは披露宴がスタートします。
披露宴からは、ゆっくりと残りの写真をご覧頂いて頂くことにします。
その前に、披露宴後の撮影について少し。
会場の担当者さんが許していただければ、披露宴後に少し、アフターロケの時間を頂けます。
この日は日暮れの、だけどまだ青空が残っているマジックアワーでの撮影に間に合いました。
一番空が綺麗な時間帯での、日本庭園での撮影です。
もし二次会を予定されている場合は、少し披露宴から余裕を持ってスタート時間を設定するのをオススメします。
その方が、ゆっくりと二人だけでの撮影タイムを過ごせます。
この日はゲストの皆さんには2時間ほどの待ち時間を頂いて、
二人は二次会用のドレスにチェンジ。
パーティー会場の近く、丸の内で東京駅を背景に15分ほど撮影もさせていただきました。
最後までブログを読んで頂いてありがとうございます。
bozphoto & styles は結婚式当日やロケーションフォトを撮影している小さな写真事務所です。
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