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七五三当日に向けての準備など、あれこれ



櫻木神社での七五三


bozphoto & styles のフォトグラファー、藤田です。

東京・吉祥寺を拠点に、全国各地で結婚式の撮影や、

ニューボーンフォト、七五三やお宮参りなどの家族写真を手がけています。


梅雨入りしたと思っていたら、あっという間にあと数日で7月に。

気がついたら、あと数ヶ月で秋の七五三シーズン、という事になってきました。



七五三のご依頼が入り始めるのは年々早くなってきて、既に午前中の日程に関しては、10月、11月共にほぼ完売となりました。(午後の時間帯や平日であれば、まだ比較的余裕はあります)


今年も10月から12月はじめにかけて、忙しい時期となりそうです。

 

そんな七五三シーズンに向けて、

当日に向けてどんな準備をしておくべきか。

bozphoto & styles での15年に渡る撮影経験を元に、

今回は色々とアドバイス的な事をお話させていただくことにいたしました。


同時でご紹介するのは、4月の桜シーズンの際、千葉県にある櫻木神社さんで撮影させていただいた七五三から。


ご夫婦とは結婚式の撮影の際からのお付き合い。

今回晴れて、三歳の息子さんと、七歳に娘さんが、ダブルでの七五三祝いを行う事になりました♪





櫻木神社での七五三詣り

【七五三詣りをする時期について】


七五三詣りで一番最初に考える事。

まずはどの時期に行うかですね。


一般的には11月15日の周辺が七五三の日取りと言われていますが、

あまりこだわる方は減ってきました。


というか、bozphoto & styles ではほぼ一年を通して七五三撮影のご依頼を頂いてます。

桜の綺麗な時期や、5月の新緑のシーズンも意外と人気。


10月からの秋でいうと、10月後半から11月前半はお天気が落ち着いていて良いかもです。


一番人気は11月25日頃からの紅葉シーズン。

一番神社の境内も色鮮やかになります。

ただ、木々が色づくということは、同時に寒い時期でもあります。

寒さが苦手な場合は、11月中旬の、緑と紅葉が少し交じり始めた頃が、

気候的にもちょうど良いかもしれません♪




ちなみに、ご紹介させていただいているのは、今年の4月1日での七五三から。

桜のシーズンにちょうど良いと思い、ご夫婦が選ばれた日取りでしたが、

今年は例年よりも桜の開花が早く、

境内での桜はほとんどが散ってしまってました。


桜の時期での撮影、この開花状況だけが予想も立てづらく、難しい部分はありますよね。








【どこの神社で参拝するべきか?】


日程がきまったら、次はどちらの神社さんに参拝されるか、ですね。


よくご家族の皆さんが迷われるのが


明治神宮など大きな神社さん vs 地元の小さな神社さん


のどちらに参拝されるか、ということです。


ご夫婦が明治神宮などで結婚式を挙げられた、という方であれば別ですが、

私達としては、小さくても地元の神社さんをオススメはしています。


せっかくプロカメラマンに撮影を依頼するのだから、

写真映えするスポットが沢山ある大きな神社さんのほうがよくない? 

と考える方もいらっしゃいます。 


ただ、写真映えする = 人気がある とも言えるので、

七五三のピークシーズン、11月はとっても混み合っていたりもします。

上記した明治神宮さんや赤坂日枝神社さんなどは、

週末になると結婚式も多数行われるので、

花嫁さん + 七五三 + お宮参り + 観光客 までおり交じって、

もうどこ角度から写真をとっても人だらけ! って事にもなります。




櫻木神社での七五三詣り


地元の小さい神社さんは、写真だけの事を考えると、

映えするスポットは少ないと感じてしまうかもしれません。


しかし、そもそもの七五三の元々の目的は、地元の神様への成長のご報告。


そして、お子さんにとっても、成長した際、

「小さい時の記念写真、ここで撮ったんだ」

という思い出の場所が近くにあるというのは、素敵な事だと思います♪


撮影スポットが少ないかなあと思われる場合は、

ご祈願後に近くの公園などに移動して、

もう少し写真を撮る、というオプションもございます。




ちなみに、今回撮影させていただいた櫻木神社さんは、ママが小さい頃から通われていた、地元の氏神様。その名の通り、境内には30種類、400本もの桜の木がうえられており、一年を通して違うタイプの桜の花を見る事ができるそうです。


四年前に訪れた際は、七五三シーズンの秋ではなかったので比較的静かな場所でしたが、ここ数年境内が大改装されて、ちょっとしたテーマパークされております。


門をくぐって最初に見かけたのは、ケンケンパが出来る飛び石。

他にもお守りを連れるゲームがあったり、

割石での厄落としなど、お子さん達にとっては張り切っちゃう催し物が沢山。


絵馬やおみくじは桜色のピンクで、御朱印帳は桜の花柄がちりばめられたデザイン。


そんな楽しそうな物が沢山ある事もあり、この日もまるで縁日のように賑わっていました。







櫻木神社の駐車場は桜満開


【神社での撮影についてのご確認】


訪問する予定の神社さんが決まった際、撮影についてのご確認を頂いております。

最近、プロカメラマンによる撮影を禁止されている神社さんも増えてきました。


神社の提携写真館を優先するためであったり、

過去にカメラマンが問題を起こしたため、

部外からのカメラマンによる撮影は一律で禁止している、

など、理由は様々です。



ご祈願を行う神社でいくつか事前に確認をして頂きたい事があります。

お手数ですが、お時間がある時に社務所のほうにまで以下の事について、

お電話等でお問い合わせ下さい。

・ご祈願は事前予約制か、当日到着した順番で受付か


・境内でのプロカメラマンの撮影は可能か、事前に何か申請等が必要か


・ご祈願中の撮影は可能か


神社によっては事前にファックスなどで許可申請や、

当日の撮影前に社務所のほうにご挨拶などを行う必用な場合もあります。







【お支度と衣装の準備ついて】


bozphoto & styles はご自宅やご実家にヘアメイクスタッフと一緒にお伺いしての、

ご自宅でのお支度や、その撮影も承っております。


お手元に着物をお持ちで無い場合は、私達のお客さまの間で人気のレンタルショップさんをいくつかご紹介しています。


お手軽な価格で良い商品を取り扱っているお店と、

少しこだわりがある方への、アンティーク商品が中心のお店とあります。


レンタルショップで借りられる衣装であれば、全て必用な物が揃って郵送されるので問題ありませんが、

自前の着物の場合は事前確認が必要となります。


・三歳用 着物

・五歳用 男の子着物

・七歳用 女の子着物

・お母様の訪問着


それぞれでの物品の確認リストを写真付きでお送りしていますので、

お問い合わせを頂いた際、ご紹介しています。

ママの着物を娘さんにも使用される場合、肩上げや腰上げなどのサイズ調整が必用な場合があります。 大抵は着物屋さんに持ち込んで、一週間くらいに作業が必要となります。


余裕をもって、一ヶ月以上前にはご確認される事をオススメします。







【当日用に準備したほうが良い物】

色々と事前の準備も終わり、後は当日を迎える迄となりました。

撮影日の前日、これは用意しておいたほうが良いよ、というのを最後にいくつかご紹介させていただきます。


換えの靴と靴下


草履は可愛らしいけど、ちょっと歩くのって大変ですよね。 

慣れない履き物でお詣りするため、足が疲れたり、

鼻緒がすれて指が痛くなるケースも多数あります。

ご紹介している七五三の場合、足袋感覚が気持ち悪くて、全く履いてくれませんでした。


なるべくであれば、足袋と、ビーサンなどでも良いので草履タイプのサンダルを事前に購入しておいて、七五三当日までに少し慣らしておくというのもオススメします。


それでも、長時間歩くと疲れてしまうので、

換えの靴下と、履き慣れた靴(もしくはサンダル)も神社に持っていったほうが良いです。



着替え

神社でご祈願を終えられた後、そのままご一旦ご自宅に戻られる場合は問題無いですが、お食事会に行く予定があれば、お着替えがあると安心です。


お祖母様やお祖父様などに衣装をお披露目されたいとは思いますが、慣れない着物で一日過ごすのは大変。食べこぼしなどで汚れてしまう心配もあります。







櫻木神社で三歳と七歳のダブル七五三祝い


【好きな飲み物やおやつ】


七五三当日、用意しておいて一番良かったなと思う物は、やっぱりこれ。


慣れない着物で過ごすとお腹が空いちゃうみたい。

また、この日の娘さんのように、パパもママも産まれたばかりの弟君の事を見ているので、赤ちゃん返りしていて、急にご機嫌ナナメになっちゃうお子さんもいます。


そんな時に助かるのがおやつ。


気分が乗らない時は少し休憩も大事です♪


女の子の場合は七五三の衣装にカバンもついてくるので、

中に入れるお菓子を一緒に探しにいったりしていますw

ただ、余り甘くなくて、一口で食べられて、手がべた付かない物にした方が良いです。

チョコやキャンディは気分もあがりますが、

シュガーハイだとガッっとテンションが上がった後、またバッっと急降下して、五分おきに食べたくなる事もあります。 





兄弟での七五三詣り


さて、あれこれと事前に準備を整えておきましたが、七五三ではトラブルはつきもの。


当日、予想していなかった方向に進んじゃう事もよくあります。

そんな時は、優しく子供達を見守ってあげてください。


お子さんがご機嫌ナナメになった時も、撮影の順番を変えてみたり、少し休憩をいれてみたり、ちょっと気分転換に一緒に遊んであげたり、流れを変えて撮影するようにしています。


もう今日は泣いているお顔しか残せないかな、ってママも心配してましたが、そこからの復活劇 + 最後は超笑顔で終る事ができました♪



以上となります。


七五三を迎えられる皆様にとって、参考になりましたら幸いです。


当日は皆様にとって良い一日になりますように。



七五三撮影のカメラマン

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