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馬橋稲荷神社での結婚式



ウェディングフォトのお仕事に10年以上関わり続けていると、これから結婚式を挙げられる方に撮影以外の事でも沢山のご相談を頂きます。

一番多いのが、オススメの結婚式を挙げる場所について。


どんな形での結婚式をされたいか、ご招待される人数は何名くらいか、

自分たちにとっての結婚式とは何か? その他色々な事を聞いてみて、

まるで式場紹介サービスか?って感じで会場について Line で相談することもしばしばです。


最近は和婚のブームがまた盛り返してきたので、ご家族での小さな結婚式をされたい場合、

オススメしている神社さんについて、ちょっとご紹介させて頂きます。


この馬橋稲荷神社(まばしいなりじんじゃ)さんは高円寺駅から徒歩約10分、

住宅地の中にひっそりとたたずむ、 こじんまりとした地元の神社さんです。

本当にひっそりと佇んでいるので、初めて行かれる場合はすっごく迷います。

高円寺周辺の道自体、迷路ですからね。


駐車場は一応ありますけど、境内の中にある駐車スペースのにかなり勇気がいります。

あと10センチで車のどこかを擦るんじゃないかという脇道か、

恐れ多くも正面の石畳と鳥居の道を突っ切って境内に入っていくか、

どちらかの方法になります。

千と千尋の神隠しのアウディで森を抜けていくシーンを思い出すような感じですw



昇り竜がいるメインの鳥居から始まる長い参道が印象的です。

森の中のような細道を通り過ぎると、

小さいながらに立派な神殿が迎えてくれます。

この神社さんの素敵だなと感じさせてくれたのは、

結婚式を簡単には挙げさせてくれないところにありました。


当日を迎えるまでに最初の話を聞くために一回、

式のリハーサルのためにもう一回、少なくとも二回神社を訪れる必要があります。

その際、結婚に対する心構えであったり、式中のそれぞれの動きに関しての意味や作法についてレクシャーを受けることになります。


ただ単に神前式を行ってもらうだけで無く、神様に誓う意味を話し合う。

そういう事をしてくれる神社って以外と少ないです。


私達が結婚式を挙げた神社さんではそういうこと、ありませんでしたね。

当日の予約をした後は、ホームページ上に説明があるからそれを読んでおいてねって話を聞いて、

後は当日を迎えるだけでした。


上智大学の教会で結婚式を挙げる場合、最低3回レクチャーを受ける必要があるそうです。

普段キリスト教に触れることが無い人が教会式をさせて頂くので、当然ですよね。

神社だって、実は初詣以外で訪れる事ってあります?

無いですよね? 


そもそも神社ってどういう場所? 

なんでここで結婚式を挙げるの?

和装が合いそうだから? 日本人だから?

そんな疑問に対して色々と、きちんと説明をして頂けるのって、素敵だなって思いました。




家族だけでの披露宴でもよければ、社務所でお食事会的な事も出来るみたいです。

一度、敷地内での披露宴の撮影も経験があります。

なぜか来てくれたケータリングは中華料理屋さんでしたw




さて、お支度がスタート。

この日はチーム bozphoto & styles でやってきました。

この神社さんは結婚式を一日一件しか行わないので、貸し切り状態でゆったりと時間を過ごされる方も多いです。


この日は地毛結い日本髪をされて、黒引き振り袖は撮影用に着て、ご家族とも記念写真、

それから白無垢に着替えて改めて結婚式、という流れでした。


以前、一番多くて挙式前に3着で、合計で4着って方もいらっしゃいました!

前撮りと結婚式を一日で全部のせでやっちゃおうってノリの方も多いみたいですw


ここからはばーっと、最後まで写真を紹介していきますね。





結婚式だけだけど、ゆっくりと家族みんなで過ごした6時間でした。

おめでとうございます!



Photo by Tsutomu

hair & make up makky





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