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5歳の七五三用 紋付き袴の確認リスト



七五三撮影のご依頼を頂く際、ご自宅でのお支度のお手伝いや、撮影も手がけている bozphoto & styles。


お客様の中には自前の着物、自分達が子供の頃に着た着物をご用意される方も多くいらっしゃいます。


ただ、最後に着たのは20年以上前。

そこで、全て着付けに揃っているかの確認のため、確認リストをお作りしています。


今回は第三弾として、5歳男の子用の、紋付き袴です。


過去記事に



もありますので、合わせてご覧ください。


 

5歳男児の七五三用、紋付き袴で必用な物品は以下の通りとなります。


  • 羽織・着物

  • 長襦袢・袴・角帯・足袋・草履

  • 羽織紐・腰紐2〜4本

  • 肌襦袢かV字首のTシャツ

  • 祝い着小物(短剣・お扇子・お守りなど)

  • 薄地のタオル2枚


名称だけ挙げられても分からない場合もあるかと思いますので、一つ一つ写真付きでご説明させていただきます。




まずは羽織と着物です。


カブトの柄がついている物ほうが羽織、ブルー無地の物のほうが着物です。


けっこう似ていて間違われる場合がありますが、大抵、羽織のほうが派手な柄が付いています。着物は下の部分に袴を付けるので、柄があると隠れてしまうという事もあり、大抵は無地です。

基本的には当日担当する着付師が分かりますので、ご安心ください。



重要なのは、着物が「肩上げ」がされているか、確認もして頂く事です。お子さんの着物は成長する事を前提に大きめに作られているため、そのまま着るとブカブカな場合があります。


その着物を身体に合わせて縫い上げるのが、肩揚げです。 されていない場合は、お近くの着物屋さんにお持ちいただき、事前に調整をお願いします。





次は長襦袢(ながじゅばん)と(はかま)そして角帯です。


長襦袢とは着物の中に着る和装下着の一つです。着物の中に着用しますが、衿や袖が長く、外見から多少見えるのも特徴です。


※長襦袢も着物に合わせて肩上げをしておく必用があります。

袴はその名の通り、ズボンとして履く物ですね。スカートのような感じに取り付けます。


5歳七五三の撮影の場合、走り回ってこれが着崩れの原因になりやすいです。結びが緩んで落ちてくるので。最近のレンタル商品には、この袴を止めるサスペンダーが付いている事が多いので、自前の場合、お子さん用サスペンダーをご用意されるのも良いかもしれません。


角帯は袴と同じ色の太めの帯です(時々違う色の場合があります)袴の後ろの部分を留める為に必用となります。




次は腰紐・足袋・草履です。


腰紐は二本あれば問題ありません。


足袋と草履。

お子さんが一番嫌がる着物の物品ですねw


けっこう重要なのが足袋のサイズ。

サイズがガバガバに大きいと、歩いている時にずれるのが気になって、泣いちゃうお子さんもいます。 事前に履かせてみて、チェックされたほうが良いかと思います。





次は祝い着物の小物である短剣、お守り、扇子

そして羽織紐です。


羽織紐というのは、白いボンボンの飾りです。

これで羽織を留めます。けっこう外れやすいので注意です。




最後に、肌襦袢かVネックのシャツ、そして薄地のタオルを二枚ご用意ください。


肌襦袢は着物の一番下に着る肌着です。

五歳用着物の場合はこれが無くても、Vネックのシャツでも構いません。


次回はお母様用 訪問着の確認リストも作る予定です。


少々お待ちくださいね。


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