着物って仕立てる前は、ながーい、ながーい一枚の布。
反物といって、でっかい巻物みたいな布のロールってどこかで見たことあるかも。
それを上手く縫い合わせて、絵柄を合わせて、立派な着物になります。
こちらの着物屋さんのホームページを見ると、どの辺でどこのパーツを使うかって設計図が紹介されています。
まるでちょっとしたパズル。
だから、着物って着る人に合わせてサイズを作り替えたり、古くなった物も洗ったりして、先祖代々使っていく事も出来ます。
今回7歳の七五三で撮影させていただいた娘ちゃんの衣装。
実はママが36年前に仕立てて貰った、家紋入りの着物なんです。
ママがお宮参り、3歳、7歳とお祝いを迎えた際、
お祖母様が毎回仕立て直してくれたそう。
そして30年以上の時を経て、今回お孫さんへと引き継がれる事になりました。
驚いたのは、この着物を仕立てたのはお祖母様。
パズルを組み合わせて、熊本から素敵な贈り物を届けてくれました。
着物は成長に合わせてお直しが出来る事と、
その成長によってがらの出方がまた変わってきて、
何度も楽しめるのが魅力の一つだと、改めて実感しました。
娘ちゃんはお化粧も恥ずかしながらも嬉しいお年頃。
紅い藤の花のおさがりを自分で選び、
お支度が出来上がるにつれて、大人っぽい表情変身しました♪
Photo by acco / bozphoto & styles
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