10月になり、アメリカから帰国してちょうど14年となりました。
ウェディングフォトグラファーを始めた頃は、「アメリカ帰りのカメラマン」として売り込んでましたけど(笑)、
最近はそんな私の経歴を知る人も段々と少なくなってきました。
ということで改めて、こちらのブログでは時々、アメリカ時代のお話なども紹介していこうかなと考えています。
報道カメラマンの仕事ってどんななの?とか
海外留学ってどんな感じなの? 何を準備すればよいの?
などのご質問も時々今でも聞いて頂く機会もあるので、
お仕事についてやアメリカ生活、報道写真についてなどなど、色々たテーマで。
さて、前回のブログでオフの時によくお祭りを撮影しているって記事を書きましたが、
アメリカ時代もけっこうそうでした。
その中でもけっこう撮影するのが好きだったのが闘牛です。
そう、カリフォルニアに生まれ、長年住んでいるでも、彼の地で闘牛が開催されている事を知らない人も多いです。
多分、知らない人のほうが多いんじゃないかな。
でもカリフォルニアの農園地帯であるセントラルバレーという地区では、毎年10件位の闘牛、 bull fight が開催されていて、そのための闘牛場もちゃんと整備されています。
始まりは 1960年代にポルトガル人が多数この地域に移民してきてからだそうです。
闘牛といえばスペインが一番有名ですが、動物愛護の規制などが厳しいカリフォルニアにでは牛さんを公衆の前殺すことは出来ません。
なので、ポルトガル人が作り出したのがマジックテープ方式の槍。
動物に優しい闘牛なのです♪
マタドールの闘牛が終わった後は、Forcado と呼ばれる8人組の人達が牛に対して一列に並びます。
このパフォーマンスのほうが実は、槍を刺すパフォーマンスよりもかなり盛り上がります。
だって、武器も何も持っていない男たちが、自分の体だけで突っ込んでくる牛を止めようとするんですから。
撮影していると、Forcado の人達が何度も空中に飛んでいくのを見かけました(汗)
Youtube にある動画を見ると、その凄まじさがよくわかります。
アメリカへ旅行するのでしたら、もし機会があれば時間をかけて田舎のほうをドライブしてみてください。
ガイドブックで見かけないような、不思議なアメリカを沢山見ることが出来ます♪
Photo by Tsutomu