
全国各地からの結婚式撮影のご依頼を頂く事も多いbozphoto & styles。
その中でも一番頻繁に訪れる機会が多いのが、軽井沢です。
いくつもの結婚式場や教会、ペンションなどがありますが、
やはり一番人気はホテル・ブレストンコートさん。
今まではずっと石の教会で結婚式をされる方からのご依頼でしたが、
今回初めて、高原教会での結婚式を体験しました。
といっても、ブレストンコートさんの教会は全て、会場提携のカメラマン以外は撮影禁止。
ですので、外からその雰囲気を感じて、残りの部分の撮影を担当させて頂いたのですが。
石造りの他には無い幻想的な形の「石の教会」と、森の中にそびえ立つ、
ちょっとログハウスのような可愛らしい「高原教会」
あえてカメラマンの立場から選ばせてもらうと、もう高原教会の一択ですね。
ゆっくりと、二人での軽井沢らしい写真を残せる時間が全然違いました。
石の教会も風景的には美しいのですが、人気の場所だけあって、本当にバタバタする感じ。
ゆっくりと結婚式後の余韻を味わえるのはこちらかな、そう感じました。
(下に続く)

ブレストンコートさんの場合、通常はお支度シーンの撮影は出来ないのですが、
新婦さんが特別に個室のご用意を頂いて、準備シーンの最初から写真を残す事が出来ました。
私が会場入りしたのは、お二人がお支度をする30分ほど前。
ちょうどきれいな朝日が差し込み始めた頃のホテルにお庭などの写真を撮り始め、
それからリングピローや指輪、ドレスや小物類も沢山写真におさめました。
お二人がご注文されたのは100ページアルバムなので、
最初の数ページは小物だけのページからスタートなのです♪
お支度がちょうど仕上がった頃、お母様が様子を見に来てくれました。
うれしいけど、ちょっと寂しそうな表情で最後の仕上げを整えて頂きました。
お支度後、披露宴会場のほうでお二人はファーストミート。
新婦さんが彼への今まで過ごした数年間と、これからについて気持ちを綴ったお手紙を用意されていると聞いていたので、
じゃあ、ドレス姿をお披露目する前に二人で背中を向きあわせにして、
そのまま手紙を読もうって提案しました。
だって、そのほうがちょっとドキドキしない?
手紙を読んでくれている彼女ってどんな姿なんだろうって。
そういう演出を一緒に考えるのも大好きです。
結婚式のちょうど一ヶ月半前。
アトリエでお会いしたとき、二時間ちょっとの間、そんなご相談を沢山させて頂きました。
お支度後、森の中を抜けて高原教会へと向かいます。
季節は9月の終わり。
避暑地の軽井沢でもクーラーが必要なほど暑くなる日もあると聞いていましたが、
この日は清々しい気温でした。
東京からやってくると、これだけ緑にあふれているのに蚊がいないだけでも最高です(笑)
披露宴が始まる前、森の中での写真タイムを頂きました。
ほんの15分くらいでしたが、この慌ただしい一日の中で一番ゆっくりと過ごした時間だったかもしれません。
写真を撮るだけでなく、今までの思い出を話したり、
ちょっとした二人だけでのプライベートタイムとなりました。
披露宴はお庭での乾杯とケーキカット、そしてファーストバイト。
最初にぎゅっとイベントはまとめて、
その後はゲストの皆さんがゆっくりとご飯を食べて頂ける、
そんなスケジュール配分にされたそうです。
披露宴では親からや上司などから祝辞の言葉を頂くのが一般的。
でも二人のテーマである「おもてなし」には合わないなから
どうしようかなと新婦さんが悩まれていたので、
私のほうから一人一言づつのお祝いコメントを頂くのはどう?ってご提案してみました。
お祝いの言葉をもらいながら、二人からもお返しの言葉を返したり。
初めて会う同士の両家の会話がここからけっこう弾んできたようでした♪
披露宴会場でちょっと撮影をした後、
ウェディングドレスに着替えてそのままロケーションフォトへ。
せっかく軽井沢に来たんだから、それらしい緑に囲まれた場所でもう少し写真を撮らない?
私からのご提案に二人も乗ってくれて、新郎さんの愛車で近くの公園に行きました。
この場所の半分は本当に地元の公園で、テニスをしていたり、
遊具で子供達がキャッキャと遊んでいる場所。
そこへウェディングドレスに包まれた花嫁さんが登場したものだから、あたりは少し騒然と。
そんな様子も楽しみつつ、最後の一時間を過ごしました。
Photo by Tsutomu
会場:ブレストンコート 軽井沢高原教会