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ニュージーランドからの二人と日比谷公園で結婚式


ニューボーンフォトや七五三などの撮影も手がける bozphoto & styles。

準備中などにご家族に結婚式をどこで挙げたか聞いてみると、

ハワイやイタリア、バリ島など、海外で家族だけ、もしくは二人だけでの小さなセレモニーを行ったという方が増えてきているこの頃。


ここ3年くらい私達が勝手に統計をとったところですと、約4割の方は海外挙式でした。


新婚旅行も兼ねて海外へ旅行して、ついでに結婚式もしちゃえ、というトレンドはけっこう増えてきている気がします。


それと同じように、海外の方々が日本に旅行に来て、結婚式を挙げたいというお問い合わせを頂く事も最近、増えてきました。


もちろん、このコロナ禍で海外から日本で渡航する事は不可能に。

でも、もしこの状況が回復したらすぐにでも日本に訪れたい、

そんな思いを伝えてくれるメッセージはけっこう頂いてます。


私達が考えている以上に日本って魅力的な場所なんだなって思うこの頃。

今回ご紹介するのは、ニュージーランドから来られたそんな一組のご夫婦。

日本各地へ旅行しにいくので、

最初の目的地である東京のどこか、緑も綺麗で都会も少し味わえる、

NYのセントラルパークみたいな場所で結婚式を挙げたいというお問い合わせでした。


(写真の後に続く)




最初にリクエストを聞いたとき、「マジか?」と思いましたよ。


セントラルパークって、そんなお洒落な場所、東京にあったっけ?


最初に思いついたのは新宿御苑でしたが、

最近ここは商業的な撮影が一切禁止になっていたのでリストから除外に。

次に思いついたのは日比谷公園でした。

東京駅から近い都心にありながら沢山の緑に囲まれていて、

遠くには帝国ホテルを始め、沢山のビル群も見渡す事が出来ます。

ちょっとしたセントラルパーク感はありますよね。


私が過去にここで撮影した写真をお見せしたら、すぐに気に入って頂きました。


次に考えなきゃいけなかったのが、セレモニーを取り仕切って頂ける方を見つける事。

日本人の司会者さんだったら沢山知っていますが、外国人相手となるとやっぱり英語ネイティブの人のほうが良いかなと思ったり。


調べてみたら、結婚式の司式者(ししきしゃ)という、儀式を取り仕切る人を派遣している会社があるそうで、そこの代表者さんに来ていただく事になりました。

英語ですと Officiant とか、celebrant って言うそうです。

そんなお仕事もあるんですね。


アメリカとかニュージーランドなどは宗教に囚われない結婚式を行いたい方も多いので、

全てに相違なく対応出来る方を司式者というそうです。


国立公園の大草原のど真ん中だったり、野球場だったりと、

様々な場所で結婚式をされる方もいるので、司式者さんもけっこう需要があるみたい。




この日のセレモニーには、二人と一緒に日本旅行に同行している長年の友人二人が証人約として参列してくれました。


誓いを立てて無事に式が終わったら、近くのスーパーで買っていたというドンペリで乾杯♪

日本で一番人気のシャンパンってなに?って聞かれたから、これを教えておきましたw


それにしても白人さんってずるいです。

こんなシンプルなワンピースみたいなドレスでも、白を着ていたら花嫁さんに変身出来るんだもん。

ちょっとアジア人コンプレックス、感じちゃいましたよw





セレモニーの後はそのままの流れで、お二人でのロケーションフォト・タイムへ。


ちょうどこの時期、ネモフィラが満開でした♪

桜シーズンに間に合わなかったお二人としては、

まさかの綺麗な花畑が広がっていて、ちょっとしたサプライズで嬉しかった様子。



本当は桜の時期に着たかったみたいだけど、時期がずれて逆に良かったかも。

4月だったら新緑もまだこんなに鮮やかではなかったはず。

東京のセントラルパーク、漫喫してくれたかな?



この二人のセレモニーを見て、結婚式ってどこででも挙げる事は出来るんだな、

そんな風に思いました。


結婚式ってもっと自由で、カジュアルってのもありかも。

そんなアイディアを頂いた一日でした。


早くまた、世界中から日本に来てくれる日が来たらいいですね。





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