2022年3月18日

三歳の七五三用 自前着物の確認リスト

最終更新: 2023年2月6日

bozphoto & styles では一日のスケジュールや訪れる神社について、

お子さんのヘアスタイルについてなど、色々なご相談を親御さんとさせていただきます。

その中で一番多いのは、自前着物を用意するが、着付け用に全ての必用物品が揃っているか、というご質問です。
 

 

レンタルショップさんに借りられた着物でしたら、足袋や草履も含めて全てセットで貸し出しされます。

しかし、ママが小さい頃に買ってもらい、それからずっとタンスに大事にしまわれていた着物などですと、時々着付けに足りない物が発生する事もあります。


 

そこで、こちらのブログにてご自宅でご用意いただく七五三着物に、

必用な物が全て揃っているか、確認リストを作る事にいたしました。
 

第一弾は三歳用着物です。


 

別のブログにて順次、

五歳用 男の子着物

七歳用 女の子着物 >>

・お母様用 訪問着着物

の確認リストも作りますので、そちらも合わせてご確認ください。


三歳の七五三着物(お被布)で必用な物品は以下の通りとなります。

  • お被布

  • 着物(肩上げが必要です) 

  • 長襦袢

  • 腰紐3本(着物に着いている場合はいりません)

  • 肌襦袢かV字首のTシャツ

  • 足袋

  • 草履

  • 薄地のタオル2枚

  • 髪飾り

名称だけ挙げられても分からない場合もあるかと思いますので、一つ一つ、写真付きで説明させていただきますね。

まずは「お被布」「着物」です。


 
三歳用着物のメインの部分です。

写真のピンクのベストのような物がお被布。

着物の上に着る物です。

黄色と赤のほうが「着物」です。

重要なのは、着物が「肩上げ」がされているか、確認もして頂く事です。

お子さんの着物は成長する事を前提に大きめに作られているため、

そのまま着るとブカブカな場合があります。
 

その着物を身体に合わせて縫い上げるのが、肩揚げです。
 

されていない場合は、お近くの着物屋さんにお持ちいただき、事前に調整をお願いします。

次は長襦袢と、腰紐です。

長襦袢とは着物の中に着る和装下着の一つです。着物の中に着用しますが、衿や袖が長く、外見から多少見えるのも特徴です。

※長襦袢も着物に合わせて肩上げをしておく必用があります。

腰紐は着物を結んで固定する為に必用な紐です。三本必用ですが、着物に結ばれている場合は、一本だけご用意ください。

次に必用なのは、

肌襦袢かV字首のTシャツ、足袋、そして草履です。

肌襦袢は着物の一番下に着る肌着です。

三歳用着物の場合はこれが無くても、Vネックのシャツでも構いません。

足袋は一度でも使用されると汚れてしまうので、これだけは新たに購入される方も多いです。

購入される場合は、履き込み口がゴムになっている靴下タイプのものが良いです。 生地自体にストレッチ性がありますので、履き心地も良いと思います。

最後に、髪飾りです。

お子さんの装いを華やかにしてくれるアイテムです。

着物レンタルショップさんで着物一式を借りられる場合でも、髪飾りは付いてこない場合もありますので、要確認です。

三歳はまだ髪の毛の量が少ないので、パッチン止めタイプを使用するのが一般的です。

写真は日本髪用の髪飾りです。

bozphoto & styles で地毛結い日本髪のご依頼を頂く際、こちらの髪飾りも当日ご用意致します。

こちらが今回ご紹介した着物の完成形。

着付けが終わった途端に走り回った元気っ子娘ちゃんだったので、

止まってポーズをしてくれた写真が無かったので、ご了承くださいw

あ、足袋も速攻で脱いだので、ずっと素足でした♪

五歳用 男の子着物

七歳用 女の子着物 >>

・お母様用 訪問着着物

の確認リストも準備アップいたしますので、

そちらもよろしければご確認ください。