2018年6月22日
最終更新: 2019年12月13日
この本が家に届いて、
一枚一枚ページをめくりながら
胸の奥の方から込み上げてくる何かに
気づくと涙がとまらなくなっていた。
「自宅で花嫁のすすめ」
三澤さんの初のはなよめ本。
写真集といってもいいのかな。
私にとったら、ぜんぜん知らない人たちが載ってる自宅で花嫁さんになっていく過程と、ロケーションフォト。
写真に少しキャプションがはいっているものの、
正直、写真だけでこんなに伝わるんだと驚きを隠せなかった。
「何かこうなったらいいなとかそういうのはこっち側から何も言わない」
三澤さんのフィルターを通した、ありのままの自宅で準備した花嫁さんとそれを見守る家族。
それだけ。
なのに、こんなに心が動かされるのはなぜなんだろうか?
ウェディング産業フェアが今丁度東京ビッグサイトで開かれているが、結婚式は今や「産業」のひとつ。
会場を決めたら、プランナーさんが決まり、写真を決めて、お花を決めて、ドレスを決めて、ヘアメイクを決めて、お料理をきめて、招待状を考え。。。
やることあげたらキリがない。
そして、全てにお金がしっかりかかってくる。
結婚したら、式をするもんだ。そう、会場探すもんだ。
それが当たり前のようになっていた時代から、
時代はどんどん代わり、今や仲人さんが一緒に座ってなんていう結婚式はほぼ皆無に近いが、私たちの親世代は仲人は当たり前の世代だった。
親が全ての準備をしてという結婚式から、自分たちで準備をする結婚式なってきた昨今。
「もっと自由に、自分らしい結婚式」を求める人たちがどんどん増えたにも関わらず、実はその自由に自分らしいは海外ウェディングへの憧れがそのまま自分らしいというものにすり替わってしまっているようにも見えることが増えた。
そんな中で、三澤さんの自宅で花嫁は
生まれ育った自宅で花嫁準備をすることで、
花嫁になることの意味を教えてくれる。
昔は花嫁衣装を家族があつらえてくれて、着付けて準備をして嫁入り支度をみんなですることは、日常のひとつ。
日本の文化のひとつなのだ。
文化でもある人生における日常の一コマである結婚。
その当たり前の光景が、産業になってしまった途端当たり前ではなくなってしまったのかもしれない。
この本はその文化を、思い起こさせてくれる。
言い過ぎかもしれないけれど、日本人のDNAから奮い起こしてくれるような気さえする。
だからなんじゃないかな、こうして涙がでてしまうのは。
と、私は思う。
家族に愛されてこの世に生まれることと同じように、
その愛で巣立つその姿をしっかりと家族と共有する。
その日本人らしい文化をまた、現代として新しい形で見せてもらえた気がします。
ぜひ、みなさんにも見ていただきたいと思うんです。
忘れかけている、何かを
この本に教えてもらえると思います。
私はしっかり思い出すことができました。
涙も止まらなかったですけどね^^w
ぜひ手にとって、
一枚一枚めくるごとに、あったかい、優しい日本の文化に触れてみてください^^♪
三澤さん素敵な本をありがとうございます^^♡
海外の人にプレゼントとかもいい気がする写真集ですよ^^♪思わず気持ちが動きます♡
私、サインももらったー♪いえい♡
Love,makky☆
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「支度で花嫁のすすめ」著書 三澤武彦